皆さんは、なぜか足の小指の爪だけいつも分厚くてボロボロに崩れて汚いと、悩んでいませんか?
白くボロボロだと、水虫みたいで見た目の印象が悪いですよね。
足の小指の爪が厚くなったり汚くなったりする原因と対策について探ってみました。
なぜだかいつまでも治らないし、「お、割と綺麗。治ったかな」と思っても気づくとすぐにまた同じようなボロボロな状態に戻っているので、すごくガッカリするし、どうにかしたいと思っても、半ば諦めている人も多いのではないでしょうか。
かくいう私もそうです。子供の頃はもう少しツルツルでちゃんと爪らしい爪だったはずなんですよね。それがいつのまにかガタガタになって、今では爪切りではケアしきれなくて、どう手をつけたらいいのかわからない状態になってしまいました。
目次
足の小指がガタガタだとネイル(ペディキュア)ができない
ネイルすると、気分が上がりますよね。
手の爪は会社の決まりや職業上の制限とか学校とかで出来なかったりするけど、足の爪なら普段は見えないので、手で出来ない分、足の爪はネイルでオシャレにしておきたいって女性、多いのではないでしょうか。
手の爪ほど近くで見ないから、そんなに綺麗にしなくてもいいし、ネイルを乾かしてても歩かなくていい状況なら活動に支障はあまりないので、頻繁に塗り替えたりも出来ますよね。
でもでも、そうやってオシャレしたくても、足の小指の爪だけは、ボロボロで塗れない・・・!
塗れないなら塗らなくていいんじゃ?って?
いやいや、中途半端ですやん。。。
小指の爪だけ白くてボロボロって、みっともなくて、テンションだだ下がりですやん。。。
全部の爪に塗ってなかったら小指の爪も特に気にならないけど、他は綺麗に塗ってるのに小指の爪だけ剥き出しって目立つんですよね。他がキラキラツルツルだけに、白くてボロボロなのが非常に目につく。。。
足の小指の爪が汚いのは、オシャレにも響くんですよね・・・
せっかく他を綺麗にしても、小指の爪が汚くてボロボロガタガタなだけで、なんだか不潔でズボラな印象も与えてしまう・・・細かいけど、些細なことだけど、大問題です!
足の小指の爪が厚い・汚いなど症状別の原因を簡単に見分ける方法
ここでは、白くボロボロガタガタした感じになるトラブルのみを取り上げています。
他のトラブルに関しては、別途取り上げる予定ですので、そちらをご覧ください。
<爪自体が厚い>
- 爪水虫(爪白癬)
- 厚硬爪甲症
<爪がボロボロ崩れた感じになってる>
- 爪水虫(爪白癬)
- 圧迫(外部からの衝撃)
<爪か甘皮か周りの皮膚かわからないけど、均等性なく厚くなってガサガサになっている>
- 爪水虫(爪白癬)
- 甘皮肥厚
- 角質肥厚
<爪が途中で縦に割れてる>
- 爪水虫
- 副爪(小爪)
<爪の端(外側)に固いものがある>
- 副爪(小爪)
- 角質肥厚
次でそれぞれを詳しく見ていきます。
足の小指の爪が厚い・汚い原因と対策(治療・ケア方法)
さてさて、足の小指の爪が、白くボロボロでガタガタになってしまう原因と、対処法について詳しく見ていきましょう。
原因1:爪水虫(爪白癬)
見て字のごとく、「爪の水虫」です。
「水虫」・・・・・って、お父さんがなるイメージじゃないですか?
それに自分がなってるなんて・・・結構ショックですよね。
「爪水虫」と普通の「水虫」ってなんか違うの?
違いません。どちらも「白癬菌」という菌が繁殖してなるものです。
繁殖場所が違うだけです。
「爪水虫」からの「水虫」、「水虫」からの「爪水虫」、どちらもあるそうです。
爪水虫の症状は?
初期症状:爪の先端が白く濁る。痛くもかゆくもない。
中期以降:白濁が広がり、色も黄色、黒色、と進行していく。縦横に筋が入る。爪が一部もしくは全体盛り上がったようになる。爪がもろくなり、ボロボロ剥がれ落ちる。
末期症状:抜かざるを得ないくらいにボロボロになる。爪がなくなる。
初期症状は、ちょっと爪の状態が悪いかも?くらいで、痛くも痒くもないそうなので、全く気づくことなく、なんの対処もせずやり過ごしてしまいそうですね。
で、おそらく白い部分が広がって「あれ?なんか、おかしくないかな・・・?」となって、爪が厚く黄色くなって「いやこれ、絶対おかしいでしょ。普通ではない。」ってなったぐらいに「病院行こう・・・」って思い立つのではないでしょうか?
病院嫌いならもっと放置しちゃいそうですよね。あと、「お金ないし・・・。そのうち治るかもしれないし・・・」って思っていかなきゃと思いつつ、そのままにして悪化させてしまいそう。
でも、水虫って、何もしないと、治らないで、悪化するだけみたいですよ。
で、放置すればするほど、悪化すればするほど、治るまでの時間も長くかかるので、治療費も多くかかることになるんですよ。
だから、早めに病院に行ったほうがいいです。
爪水虫って何科を受診すればいい?
皮膚科で大丈夫です。
病院って、まずは対症療法を施されることが多い傾向にあると思います。爪水虫って、もしかして何か病気の兆候???とか心配しても、まずは対症療法で今起こっている症状を和らげる、治すことが最優先です。そして、爪は皮膚にある角質(タンパク質)が「ケラチン」に変化したものなので、皮膚科で大丈夫です。
ちなみに、糖尿病だと、爪水虫になりやすかったり重症化しやすいそうです。糖尿病の疑いがある方も、気になる方も、とりあえず皮膚科を受診した時に聞いて見ましょう。直近で、健康診断などでの血液検査をしていたら、その結果を持っていくといいかもしれません。
爪水虫の治し方・治療法は?
市販品だと、以下の商品が有名です。
「クリアネイルショット」(開発元:北の達人コーポレーション)
これは、実は医薬品ではないそうですが、ちゃんと、爪水虫用に開発された製品です。ただ、医薬品ではないが故に、パッケージや宣伝広告その他には、「爪水虫に効果がありますよ」とかはっきりは明記できないそうです。「爪水虫」ではなく「にごり爪」「くずれ爪」「ガサつき爪」「変色爪」、「白癬菌」や「水虫菌」ではなく「悩みの原因」「悩み」と、ぼかして表記してあります。笑
ですので「あれ?爪水虫って書いてないけど?」とか思う方が多いとは思うんですが、安心していただいて大丈夫です。
肝心な「効くかどうか」ですが、効くそうです。自分は使ったことがないので、効くそうですとしか言えなくて申し訳ないですが、効くというレビューがあるので効くのは間違い無いと思います。「医学と薬学」という医学雑誌でも、その試験結果が取り上げられているそうです。それだけ注目のケア商品ということですね。
ただし、そもそも水虫が治るのには半年はかかるという話なの上、なにぶん爪なので、なかなか浸透していかないそうなんですね。なので、効いてないと思う方もたくさんいらっしゃると思います。レビューによると、効果が実感できるまで、2週間〜1ヶ月かかったとのことです。まずは1ヶ月使って見てください。少しでも良くなっている感じがしたら、効いているということだと思います。
購入方法は、ネット通販のみだそうです。
ちなみに、モンドセレクション金賞も受賞しているとのこと。・・・モンドセレクションって、なんでもありなんですね。
食品のモンドセレクション金賞は、あまり価値がないというか、「めっちゃいい素材使って誰が食べてもほっぺた落ちる絶品だわ〜!」って評価ではなく、「表示通りの素材使ってますね、表示通りの商品ですね、味もまあいいですね、衛生的ですね」というような評価なので、金賞受賞してるからって、「買って失敗なしですよ、絶対後悔しない!」というわけではないらしいです。
ただ、ことこういうケア商品の場合は、表示通りの商品ですね、っていうのは「効く」ってことの裏付けの一つにはなるのではないかと。あくまで個人的意見ですが。
「メンソレータム エクシブ Wきわケアジェル」(開発元:ロート製薬)
これは、爪水虫専用ではなく、「爪周りや指先」用の水虫薬(第二類医薬品)です。角質層に浸透するので皮膚や爪周りの隙間には浸透していくでしょうが、爪自体にに効くとは書いていません。ただし、だいぶ液体に近いジェルのようなので、ボロボロした爪の内部に浸透はするかもしれません。
爪を直しても、周りの皮膚が水虫だったら、また爪に感染する可能性があります。
爪と、その周り、両方をケアして行くのには、爪用の水虫薬と爪周りの皮膚、指の間などの皮膚用の水虫薬を併用するのが、最短距離で治すためにはいいかもしれません。
このエクシブシリーズ、「セルフメディケーション税制」対象のようなので、控除してもらえますよ。水虫は治療が長引くので、ありがたいですよね^^
ちなみにこのエクシブ、「きわケア」じゃないやつは、父親が使っていました。
長年、足が皮むけむけのガサガサで、ずっと水虫だったんですが、このエクシブを塗り始めたら数ヶ月で治ったようです。「エクシブ Wディープ10クリーム」ってやつです。乾燥にも効いて、「ガサガサ」が目立つ場合に向くみたいです。
よかったらこちらもチェックしてみてください。
病院に通って治療する場合
飲み薬と塗り薬があるようです。
昔は、爪には塗り薬が浸透しにくいと言って、飲み薬が主流だったようです。それが2014年に効く塗り薬が登場し、それ以降は塗り薬も利用され始め、今では飲み薬なしでも完治可能な塗り薬が出てきているようです。
とにかく、病院でもらった薬であっても、皮膚と比べても爪には浸透しにくいし、治るまで時間のかかる病気ですので、早めに受診するのがいいと思います。
治療中・予防のための補助ケアグッズ
治療中、靴の中を蒸れさせないことも大事です。また、なるべく菌を繁殖させない環境を作ることも、早く良くなるための大きな要因です。
「抗菌」とか「蒸れにくい」とか書いてある靴下やインソールを使っておくと、いいかもしれません。
原因2:厚硬爪甲症
厚硬爪甲症って何?どんな症状?
爪の先端部分、もしくは全体が、爪先ではなく上に向かって成長し、ジェルネイルやスカルプチュアネイルを上に分厚く重ねていくように不自然に上に盛り上がるものです。
わかりにくいかもしれませんが、羊のツノとかカタツムリの殻や貝殼みたいに、層を形成するように横線が増えてささくれ立つようにゴツゴツしてくる場合もあるようです。
色は白濁(灰色)、からの黄色、からの茶色、からの黒(緑に見えるかも)と進化します。
多くは親指に現れますが、他の指の爪がならないわけではありません。
爪水虫と間違われやすいですが、先述したように、あまり上手でないネイリストがジェルネイルを分厚くモリモリに盛っちゃったみたいな不自然さが、厚硬爪甲症の特徴です。さらにそのジェルネイルが、爪が伸びてきて数mm生え際から離れた時の感じが、厚硬爪甲症っぽいですね。伝わりますでしょうか。
厚硬爪甲症の原因
- 生まれつき(先天性)
- ぶつけるなどの強い刺激(外傷)
- 深爪
- きつい靴を履くなどの圧迫
- 爪の老化
深爪でなんで?って思うと思います。私は思いました。
どうも、深爪すると、肉の方が爪よりも盛り上がった感じになりますよね。体重かけると特に。で、爪が生えたい方向に肉があって、引っかかって、前に伸びれないよ〜〜〜〜〜〜、で、上に伸びるそうです。嘘やん。と思いますが、本当だそうです。
上に伸びるというのは少しニュアンスが違っていて、正確にいうと、本来は前に伸びて行って、下に生えてきた新しい爪に押し出されるようにしてどんどん新しい爪に入れ変わっていくんですが、前に伸びれないので爪の下に新しい爪が伸びて行って、今まで生えてた爪は上に追いやられて、新しい爪も前には伸びれなくて、下の新しい爪が成長して、・・・というのが繰り返されて上に分厚く成長していくようです。
外傷の場合は、皮膚も爪も、衝撃を受けると、自己防衛で厚みを増していきます。外傷で爪の奥に内出血を起こしたりして、そこを守ろうと皮膚、爪が増殖して分厚くなる。外傷を受けたところの爪の成長が止まる、けども根元からは新しい爪が生えてきて、前に伸びれなくて上に盛り上がる、ということだと思います。
老化の場合は、乾燥して血行が悪くなり、新陳代謝も悪くなり、古い爪が残ったまま新しい爪が生えてくることで新しい爪の成長が阻害されて、上手に前に伸びれずに上に盛り上がってしまう。
要は全て、「爪の正常な成長が阻害されること」が原因のようです。
爪水虫(爪白癬)との見分け方
- 厚硬爪甲症は爪がボロボロ崩れない(柔らかくない)
- 初期は素人では見分けがつかない
ただし、厚硬爪甲症と爪水虫(爪白癬)を併発している場合もあるそうです。こうなるともう、本当に見分けはつかないでしょうね・・・・・。
少しでも異常を感じたら、皮膚科へ行って調べてもらいましょう。
厚硬爪甲症が悪化すると・・・・・?
爪が左右に曲がって行ったり、先端が反ってきたり逆に丸まったり、歩行など日常生活に支障をきたしていきます。爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)といって、爪が羊の角やカタツムリの殻のように凸凹厚くなり、鉤(かぎ)のように、鳥のくちばしのように、先端が曲がってしまうものに発展することがあります。曲がってねじれて後ろ側に伸びることもあるそうです。
厚硬爪甲症の治療法はある?
皮膚科に行くと、もう治らない、一生ものだ、と言われることが多いそうですが、治らないわけではないようです。
成功例は、厚くなった爪を削っていき、一番下にある新しい爪を露出させ、伸びてくる段階で爪の成長を阻害させないように注意しつつだんだん伸ばして行く、という方法のようです。
数ヶ月で、元のような形の爪に戻って行って、肉より前に伸びたらもう少し。爪と皮膚がしっかり隙間なくくっつくように生えるようになったら完治、という感じようですよ。
爪の異常に気づくためには日常的なケア・関心を怠らないこと
爪が厚くなると、爪切りでは切れなくなって、それで放置して悪化することが多いようなので、ちょっとでもおかしいと思ったら病院に相談するようにしましょう。病院で治らないと言われても、治った例はあるので、とにかく治してくれるところを探しましょう。早めに探し始めた方がいいので、爪の変化には敏感になっておくといいですね。
原因3:乾燥
乾燥でも、爪はボロボロになります。
爪は主に、ケラチンというタンパク質でできています。ケラチンは、髪の毛と同じ成分です。
髪の毛も、乾燥するとパッサパサで枝毛が出来たり切れ毛になったりしますよね。見た目も明るい色になって、ツヤがなくなります。爪も同じことなんですね。乾燥すると、ツヤも保てないし、ガサガサボロボロしてきます。潤っていれば弾力もある程度ありますが、乾燥していると、折れたり割れたりしやすくなります。
足の爪が乾燥する原因は複数考えられます。
水分・油分不足(乾燥肌)、貧血
爪も、いわば角質=皮膚の一種です。乾燥しやすい人、インナードライになっている人は、爪も乾燥しやすいです。そういう体質ではなくても、お風呂の後の保湿を怠ると、乾燥してきてしまいます。
また、貧血の人も、酸素が行き渡らず新陳代謝が低下しているので、古い細胞が残りがちで新しいみずみずしい細胞に更新されず、乾燥しやすくなります。
よく水・お湯に浸かる
ダイバーや水泳指導など泳ぐことを仕事にしている方、介護職員で入浴介助をする方、入浴ダイエットといって日に何度もお風呂に入ったり何時間もお湯に浸かる方などは、皮膚表面の油脂がどんどん流されていってしまいます。バリア機能が働くなると、水分もどんどん抜けていきますし、ガサガサした固く毛羽立った状態になってしまいます。
亜鉛不足(よく汗をかく)
亜鉛は、新陳代謝に関わっており、不足するとターンオーバーが遅くなります。また亜鉛不足により貧血になることもあります。アスリートなど、よく汗をかく人は、汗と一緒に亜鉛が流れ出てしまい、亜鉛欠乏性貧血になってしまうことがあるそうです。
乾燥して角質が肥大化
乾燥すると、爪周りの皮膚が固くなりささくれ立つのがわかりますか?乾燥から皮膚を守ろうと、角質層を増やして保護しようとするんですね。
角質肥大については、原因4で詳しく説明しますので、そちらを見てください。
乾燥対策
ズバリ、保湿なんですが、水分と油分を与えて、膜を張って保護してくれるようなものがいいですね。
ハンドクリーム、フットクリームの後に、ネイルケアのオイルを塗るとなおいいですね。
ただし、一度乾燥しきって死んだ爪は、外から水分油分を与えても復活はしません。そうなってしまったら、生え変わるまでは乾燥してボロボロした部分は無くなりません。継続して保湿し続けることが大事です。
原因4:圧迫(外部からの衝撃)
足に合わない靴を履いている
何も、パンプス、ハイヒール限定ではありません。サイズの合わない靴を履いている、足の形に合わない靴を履いているというのは、子供でも老人でも当てはまります。
すぐ大きくなって履けなくなるからと、1サイズ2サイズ大きめの靴を履かせられた子供は、うまく歩けません。靴の中で足が動いてしまい、靴の側面・前面に足が当たります。
また、大きくなってきたのに新しいサイズの合う靴をなかなか買ってもらえないという場合も、指の側面が靴に押し付けられてしまいます。
大人になると、見た目が可愛いから、かっこいいからと、無理して合わない靴を履くこともあると思います。人差し指が長いのにラウンドトゥを履いて爪の先がずっと前に当たっていたり、幅広なのに幅細めの靴を1、2サイズ上で履いて前後はぶかぶかで前滑りしていたり。
私も10年ほどそういった失敗を繰り返して、今では試しばきせずネットで靴を買うこともなくなりましたし、安い靴を買っては靴擦れしてすぐに履かなくなることを繰り返していましたが、多少高くても足に合ってかつ可愛い・かっこいい靴を選ぶようになりました。
オシャレは我慢と言いますが、我慢するようでは続かないし、健康を害したり、それによって醜くなったりネイルが出来なくなったり、オシャレできなくなったら元も子もありませんよね。
足に合う靴を履くのが一番ですよ。
先の尖った靴(パンプス)を履いている
先の尖った靴を履くと、足の左右側面が圧迫されます。靴の中で指が丸まったり、靴の外から指の形がわかるようでは、足に合っているとは言えませんね。少なくとも、指と爪には負担がかかっています。履いてみて、中で指が当たってしまうなら、たとえ「そこ以外は完璧なのに!」と思っても、その靴は諦めましょう。
ヒールのある靴で、足が前滑りしている
ヒールのある靴をはくと、重力でどうしても足は前に滑ります。パンプスや革靴の場合、中(底)はツルツルした皮革でできていることが多く、靴下やストッキング・タイツの上に履くと、よく滑りますよね。前滑りすると、指や爪が靴の内部側面や前面に押し付けられてしまいます。
中敷に滑りにくくするものを選びましょう。もし革が伸びてブカブカになってきたというのなら、クッション性のある中敷を敷き込みましょう。サイズが合えば前滑りしにくくなります。
中敷はかっこ悪くて嫌、という方もいるでしょうが、その場合は、靴下屋とかで買える滑り止め付きの靴下を履くか、靴の中底をヌバックなど革の裏地が表になるようにカスタマイズしてもらうのはどうでしょう。靴の修理屋さんか、購入したお店に相談してみるといいと思います。
きつい靴下、ストッキング・タイツを履いている
足の形にそって立体的に作られていない靴下、着圧やキツめのストッキング・タイツも足の指を圧迫します。
なるべくなら立体的に編まれた靴下・ストッキングを選びましょう。
履くものが立体的であってもそうでなくても、履いた後につま先部分をつまんでひっぱり余裕を持たせてあげると指や爪への負担は軽減されますよ。
原因5:角質・甘皮ケア不足
甘皮ってご存知ですか?甘皮は、爪の根元にあり、爪に覆いかぶさるように生えている皮のことです。手にも足にもありますね。
爪の生え際から異物が侵入しないよう、爪が剥がれないよう、守ってくれています。
甘皮は、マニキュアやペディキュアをしていると、押し下げたりニッパーで切り取ったりと邪魔者扱いされがちですが、人間にとって必要なものなんです。
角質というのは、爪の周りの皮膚(とくに表皮)のことです。ささくれができる部分や指先(とくに爪の下側)ですね。
どちらも必要なものなのですが、皮膚ですから他の部分の皮膚と同様、刺激を受け続けると、自己防衛で量産され分厚く固くなってしまいます。
ほおっておくと、ただただ増えて厚く固く広く、爪を覆っていきますし、外側に広がるだけでなく、内側に進んで固くなり魚の目のようになり、歩くのも辛くなるほど痛くなってしまうので、保湿を怠らず、適宜適度に取り除くのがいいでしょう。
甘皮と角質のケアは、お風呂上がりの柔らかくなっている時がベストです。
ただし、取り除きすぎて皮膚が薄くなると、痛くなって歩くの支障が出ますし、自己防衛本能を刺激するだけなので、やりすぎないように注意しましょう。
原因6:副爪(小爪、2つ目の小さい爪)
足の小指の爪の隣に、小さな爪が生えている方はいますか?
もしくは、2つに割れている様だったりするかもしれません。
これは、「副爪」とか「小爪」とか言われているもので、先天的なものと後天的なものとがあります。
先天的、というのは、遺伝です。親やおじいちゃんおばあちゃんがそうであれば、遺伝と思っていいでしょう。
後天的、というのは、いくつかパターンがあって、衝撃によって爪の生える元(爪母細胞)が分離したり、外側の爪の生える方向が変わってしまう、小指の骨の外側に突起ができていて爪母細胞の幅が広くなり爪も横に広がる、など、爪の生える起点に異常が起こることが原因です。
もしくは、爪の様に見えているけど角質、ということもありえます。これは、副爪ではありません。分かりにくいかもしれませんが、根元を見てみてください。根元がつながっていたら副爪の可能性が高いです。
骨が原因の場合は、病院でレントゲンを撮ってもらうとはっきりします。気になる場合は病院で診てもらいましょう。
この副爪への対処法の一つとしては、こまめに短くすることですね。ネイルサロンで綺麗に整えてもらうのもいいと思います。自分で削るなり切るなりは、余計にガタガタになる可能性もあるので、サロンでツルツルにしてもらった上でセルフケアした方が持ちも良くセルフケアもやりやすいはずです。
あとは、外科的手術です。爪の起点となる骨の突起を取り除くと、生えなくなります。
生えていると歩いた時痛むということであれば、思い切って元から取り除いてもらうといいでしょう。
ちょっと怖いですけどね。
歩くとか立つとかって、毎日のことで、小指が痛いことで他の部分に負担がかかり、別の問題を引き起こす可能性があります。なるべく痛みも悩みの元も、取り除いてあげるのが一番かと思います。
「汚い」は正しい対策で改善できる。
足の小指の爪、ボロボロで悲しい思いをしている方、大丈夫です。対処のしようはあります。
爪の状態をよく観察し、原因の振り分けをしましょう。まずはそこからです。
原因がわかれば、あとは対処するだけ!
しかし、「保湿」というのは、美容に関するあらゆるトラブルについて重要なファクターなんですね。
一に保湿、二に保湿。
保湿しとけば、あらゆるトラブルの芽は摘めるのかもしれません。
保湿、大事。
以上です。