足の小指の爪が小さいのは遺伝?病気?深爪?原因、治し方・ケア方法

足の小指の爪って、なぜかやたらと小さいですよね。

ネイルしたいけど、小指の爪だけ小さくて表面削るのも難しいし、面積ないからろくにネイルアートもできない。

小さいと思ったことなんて無いという方がいれば、それはとてもラッキーで幸せなことですね。そのまま悩みを知らずに過ごして欲しいです。

ただ、ちょっと間違えると、爪がどんどんどんどん小さくなって行ってしまうので、原因について知っておいて損はないと思いますよ。

爪の役割(爪はなくても良い?)

あなたは普段生活していて、爪が「何か役に立っている」と感じていますか?

私は、感じることはあります。

例えば、お弁当箱がわりにハードユーズしているタッパーのパッキンを外す時に。
例えば、買った商品にべったりついているシールを剥がす時に。
例えば、5個セットのBOXティッシュを買ってその外側のビニールの封を開ける時に。

・・・しょぼい、と思われるかもしれませんが、爪がなかったら、結構不便ですよ。

そんな爪の役割は何か、というと、

  • 指先での動作を補助
  • 指先の保護(毛細血管、繊細な感覚器官)




爪の役割1:指先での動作の補助

指は、先の先まで骨が詰まっているわけではなく、指先は骨はなく柔らかい肉があるだけです。

爪があることで、指の形を支え、力を入れた時にその受け皿となり支えとなり、その動作を助けます

犬や猫、その他の動物とは違い、人間や霊長類の爪は平たい形をしています。爪が平たいおかげで、指の腹はより強くしっかりとものを握ることができ、爪の先端がものに対して点ではなく線で接するおかげで、細かく小さいものも捉えることができます。

足の場合は、爪があることで、しっかりと大地をつかんで体を支えて立ったり、歩く際に前にしっかり踏み出したりすることができます。

この爪を持っていることで、人間はより高度で繊細な作業をすることができるようになり、あるものをあるがまま利用するだけでなく、加工して組み立てて、他の動物にはできない進化を遂げてきた、とも言えるかもしれません。

少し難しいことを言いましたが、

爪をキャンバスにアーティスティックで繊細で可愛いネイルアートを施すことができるのも、そんな繊細な作業ができる爪(指)と、そんなアートを乗せられるだけの爪があるから、なのですね。笑

爪の役割2:指先の保護

指先には、毛細血管が集まっています。また、様々なものに触れる指は、他の部分より繊細で敏感な痛覚、冷覚、温覚、圧覚を誇る感覚器官が集まっている場所でもあります。

爪がない肉むき出しの状態で包丁を使ったり、金槌を使ったり、野球やサッカーをしたり、書類を扱ったり、ダンボールにパッキング作業をしたり、洗い物をしたりして入れば、

指先はあっという間に傷だらけで毎日痛みに悩まされ、ズタボロのガサガサになって、細かな凹凸や質感を判断するような繊細な感覚はなくなってしまうでしょう。

足の場合、タンスの角やドアの角に小指をぶつけた際、爪がなければ肉と骨が直接固く尖ったタンスの角やドアの角に打ち付けられることになります。ただ歩くだけでも、靴が指を擦り続けて、皮膚は擦り切れ靴と骨の間にある肉は、固いものと硬いものに押しつぶされて酷い状態になってしまうでしょう。

爪は自らを犠牲にして、指先の肉や骨を守ってくれているということですね。

爪は、失くしてはならないもの

爪がなくなってしまっては、見た目が悪いとかネイルができないとかいうだけでなく、歩行も立つことも困難になりますし、小指を守る盾がなくなって、指の肉や骨にダイレクトに衝撃が与えられてしまいます。

爪は、見た目に影響するだけでなく、なくなると困るもの、なのですね。




足の小指の爪 どれぐらいだと小さい?

足の大きさや指の長さ・大きさは人それぞれなので、何cmからとか、何mmからとかいう話はできません。

小指は他の指に比べて指の長さや大きさ自体が小さいので、ある程度小さいのは当然とも言えます。

相対的な基準として、隣にある薬指の爪の半分以下の長さなら小さいと言っていいでしょう。

足の小指の爪が小さくなる原因と対策

原因1:形の遺伝

指の形や、爪の形って、親やおじいちゃんおばあちゃんと似ていたりします。

生まれつき、爪の形が小さめな場合もあるでしょう。

両親やおじいちゃんおばあちゃん、兄弟姉妹の爪を確認してみましょう。

原因2:歩き方の遺伝

遺伝、と言っても、形だけではありません。親子で同じ歩き方をしている人、いますよね。

歩き方も、爪の形や状態に影響を与えます。同じ歩き方をしている親兄弟が、同じような爪の状態になる可能性は高いです。

歩き方については、次で詳しく説明します。




原因3:歩き方・靴の選び方に問題あり

歩き方の問題

歩き方は、足の形だけでなく、爪の形にも影響を与えます。

歩き方と足の形、というと、「ガニ股」「O脚」「X脚」「XO脚」はよく聞きますね。

ガニ股やO脚の場合、体重が外側にかかり、体を支えようと、足の小指で踏ん張るので、足の小指に負担がかかりやすいです。

XO脚の場合は、大腿内転筋、つまり内腿の筋肉が衰えている方に多いので、これもまた外側の筋肉に頼りがちで、足の小指に比較的負担がかかりやすいと言えます。

ちなみにX脚の場合は、逆に内側に体重がかかり、親指に負担がかかります。

小指に負担がかかっているかどうかは、靴の底の減り方でも判断可能です。外側が減っている場合は、体重が外側に体重がかかっているので、小指の爪にも負担がかかっているはずです。

素足で足をついた時に親指が浮いている人靴下やストッキングの親指上の部分に穴が開きやすい人も、親指の力が弱っていて小指に負担をかけている可能性が高いです。

靴の選び方

足の形に合っていない靴は、足の指、足の爪に負担をかける可能性があります。

履いた時、履いて足をつき体重をかけた時に、靴の中で指が前や側面に当たるということは、合っていないということです。当たると、爪が押しつぶされて、負担がかかるので、爪の形や成長具合に影響します。

足の先が当たらなければいいというわけではなく、ブカブカして大きすぎる場合も、足にとって良いとは言えません。歩いた時に靴の中で足が動き、結局は足の先が靴の前や側面に当たることになります。

ヒールのある靴を履いた場合はさらに、足が前に滑りやすくなり、爪が靴に押し付けられて、爪が一日中圧迫されたままになりやすいです。

足にあっていない靴を履いた場合、靴がきつい場合でもブカブカの場合でも、踏ん張ってバランスを取ろうとする際に、無理が生じやすく、それによって必要以上に小指の爪に負担をかけやすいのです。




刺激・圧迫による足の爪への影響

負担がかかった爪は、酷使されて、分厚くなったり、割れたり、剥がれたりしやすくなります。
爪が割れたり剥がれたり、厚くなったからと言って、頻繁に爪切りで削ったりすると、爪と皮膚の間の結合部分が損傷して、本来爪の生える部分に生えなくなったり、皮膚と接着する面積が小さくなることがあります

また体重をかけると、下からは圧迫され、上からは爪で抑えられ、爪の周りの肉が盛り上がります。爪は一日に0.08〜0.12mm伸びると言われていますが、伸びたいのに、盛り上がった肉が邪魔をして伸びられなくなります。前に伸びられない爪は、行き場を失い、本来古い(先に生えている)爪を押し出すはずが、下に入り込んで、爪が前に伸びるのではなく上に盛り上がります

靴と歩き方の関係

足に合わない靴は、歩き方にも悪影響を与えます。

ヒールの高い靴を履いて、歩きづらそうに、よちよち少しずつしか進まない・進めない人を見かけたことはありませんか?

足はかかとからついて、つま先で蹴り出して歩くのがいいとされています。足の裏全体をうまく使って歩く必要があるのです。

「うまく」って?って感じですよね。そもそもうまく歩けている人は、歩き方なんて意識していないですし、歩くということは当たり前のことすぎて、うまく歩けてないとか言われても、じゃあどう歩けばいいのか、何が正解なのかなんて、わからないものです。

例えばですが、パンプスを履いて足をほとんど上に持ち上げずスリッパを履いている時のように歩いているなど、見た目に不自然な歩き方の人は、うまく歩けていません

よく転ぶとか、貧血とかでもなくなんかフラフラする電車の揺れに耐えられず前後左右に揺られてまっすぐ立っていられない、という人や、靴の底の減りに偏りがある人も、うまく歩けていない可能性が高いです。

足の指、足の裏、ふくらはぎや太ももの筋肉を、うまく使えていないのです。

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正しい歩き方、正しい靴の選び方

スニーカーであってもパンプスやサンダルであっても、大地を指でつかむように、土踏まず以外の部分で鷲掴みするように歩くと、フラフラせずにしっかり歩けます

と言っても、パンプスやサンダルの場合は、ヒールが高ければ高いほど足首も固定される上に、どうしても足の前部分に体重がかかりやすく、なかなか足の裏全体を使うのが難しいですよね。

靴を選ぶときは、

かかとの手前が靴のヒール上部分に乗るかどうか、
足の指全てで踏ん張るスペースがあるかどうか、
足首の動きを邪魔されないかどうか

を基準に選ぶようにしましょう。

また、靴は履いているうちに、摩耗したり、革が伸びるなどして形が変わって足に合わなくなってきます。できれば靴をこまめに買い換えましょう

・・・というのはなかなか、財力がないと難しいと思いますので、靴を何足か用意して、同じ靴を毎日履き続けず、いくつかの靴を交代交代で履いて一つ一つの靴が痛まないようにしましょう。
靴の中敷をこまめに交換して、靴が緩くなって足が靴の中で動いたりしないようにメンテナンスすることも有効です。

足に合う靴で正しく歩ければ、爪も健康に保てます。

正しく歩くため、筋力不足に「筋トレ」と「ながら筋トレ」

O脚やガニ股、XO脚だと、内側の筋肉が弱く、外側の筋肉にばかり頼り、体重も外側に偏るという話をしましたが、であれば、内側の筋肉を鍛えてあげれば、脚の形もまっすぐになり、足の爪にも負担がかかりにくくなるということです。

<脚の内側に効く、筋トレ>

シコを踏むように、脚を大きく開いて腰を落とし、膝と脚の付け根がそれぞれ90度になるようにする。そのままの姿勢で30秒〜1分キープする。
できない場合は、10秒くらいから始めて、5秒ずつでも、キープする時間を長くしていってください。内腿にすごく効きます。

仰向けに寝て膝を軽く立て、肩から膝が一直線になるように腰を持ち上げ、20秒姿勢をキープする。
この際膝が開きがちなので、腰を持ち上げている間も姿勢をキープしている時も、終始膝は必ず閉じた状態のままでいるよう、強く意識する。これも内腿とお尻に効きますし、体幹も鍛えられます。

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<脚の内側に効く、ながら筋トレ>

電車の中や職場、学校、家、とにかく座っているときは、膝を閉じてかかと、くるぶしをぴったりと閉じる。膝だけだと、そこまで筋トレにならないので、かかと、くるぶしもしっかりつけるように意識する。

膝をつけているだけでも辛い人は、まずは膝を閉じてキープできるようになることを目標にしてください。膝の間に、紙一枚など薄いものを挟んであげると、意識が膝に行くし、膝をちゃんと付けてないのに良しとするような甘えや誤魔化しも効かなくなるので良いですよ。

膝閉じができるようになったら、さらにステップアップでかかととくるぶしもピタッと付けていられることを目標にするしてください。

電車の中は、なるべく立って乗り、つり革や手すりにつかまっても良いので、とにかくフラフラせずまっすぐ立つようにする。その際、脚の外側に力を入れてしまっては逆効果なので、脚の内側に力が入るように常に意識する。

意識せずとも内側の筋肉を自然と使って立てるようになるのベストです。

原因4:深爪

深爪でなぜ?と思われるかもしれませんが、爪の先を見てみると、爪の下の爪と肉の境目に、爪をつなぎとめているような皮膚があるのがわかりますでしょうか?

これは「ハイポニキウム」と言います。

爪の先を見て、爪の下の肉が爪の根元に向かって入り込んでいるような場合は、ハイポニキウムが短くなっています。肉が爪の先端に向かって伸びている場合は、ハイポニキウムが十分にある、長い、ということです。

ハイポニキウムは、爪と肉とをつなぎとめています。ハイポニキウムは割とすぐに剥がれてしまいます。後退して短くなると、爪を肉に接着しておく力がさらに弱くなり、爪が剥がれていきやすく、爪の生え際がどんどん後退していきます。生え際まで爪を短くすると、つまり深爪にすると、ハイポニキウムがむき出しになって乾燥する上、刺激を受けて剥がれやすくなります。毎回深爪にしていると、ハイポニキウムがどんどん後退していって、爪のピンクの部分がどんどん短くなっていってしまいます。

深爪はせず、爪の長さを整える場合は、爪のピンク部分の先端を基準にせず、指の先端を基準にしましょう。

乾燥しているとハイポニキウムがもろくなりやすいので、保湿を欠かさないようにしましょう。ハンドクリームやボディクリームだけでなく、キューティクルオイルを塗るといいでしょう。

原因5:爪を使った作業しすぎ

爪を使った作業をすることも、ハイポニキウムを後退させる原因になります。爪を使ってシールを剥がしたり、爪に引っ掛けるようにして何かの蓋を開けたりしていると、ハイポニキウムが爪から剥がされてしまいます。

爪は指先での作業に役に立つ、という話を冒頭でしましたが、爪で作業しすぎると、爪がどんどん短くなっていってしまうので、使いすぎには要注意です。

足の場合は、指を使って踏ん張る、つま先で蹴る、という行為が、作業と言えることでしょう。

歩くだけでも、バランスを取ろうとするだけでなく前へ蹴り出す際に爪へ負担がかかります。
また、ランニングやサッカー、陸上などのスポーツも、走るので繰り返し爪に負担がかかるし、地面を強く踏ん張って飛び上がる行為、止まろうと足で踏ん張る行為の時に、爪に大きな力が加わります。それにより、爪が酷使されて爪が短くなるのは、職業病とも言えることかもしれません。

なるべく爪を長く伸ばしすぎないようにして適度な長さを保ち、出来るのであれば爪じゃなく指の腹を使って作業するようにしましょう。




原因6:爪の間のケアのしすぎ

爪の間には、垢や土、砂、ホコリ、料理をした時に触った食材、小麦粉など、ゴミ・汚れが溜まりがちです。

見た目にも不潔に見える雑菌も繁殖するので、取り除いたほうがいいのですが、爪や爪楊枝を使って雑に取ってしまうと、その際にハイポニキウムを傷つけたり剥がしたりする可能性があります。

爪の間の掃除をするときは、専用のブラシを使って優しく取りましょう。爪楊枝を使う場合も、ハイポニキウムを傷つけないように慎重に、時間に余裕のあるときに行いましょう。

原因7:甘皮・角質の肥厚化

爪が靴にぶつかる、擦れるという、圧迫や衝撃・刺激により、爪自体だけでなく、周りの皮膚、甘皮も影響を受けます

爪周りを守ろうと、爪が剥がれないようにと、厚く、爪を覆っていきます。この、周りの皮膚で覆われることによって、爪が小さく見えている場合もあるのです。

また、角質は厚くなると外側からどんどん硬くなっていきますが、厚くなった皮により、爪の成長が阻害され、前に伸びられずに小さく留まることもあるんです。

肥厚化した甘皮や角質に、爪に必要な水分が取られて乾燥し、爪が伸びにくくなったり割れやすくなったりもします。

お風呂の時に、足の指や指の間までこすって垢を落として甘皮を押し下げ、必要があれば増えた甘皮や角質を定期的に取り除くといいでしょう。
お風呂上がりには、足の甲だけ保湿して満足せずに、指、指の間、爪と皮膚の間、爪自体にもクリームやオイルを塗って、保湿モレのないようにしましょう。

原因8:爪水虫(爪白癬)

爪水虫になると、爪がボロボロ崩れてくるようになります。

足の小指の爪は足の端にあって靴とぶつかりやすく、圧迫や衝撃にさらされやすいので、爪水虫で脆くなった爪は崩れて剥がれて短くなってしまいます

爪水虫になった場合、治るまでペディキュアは諦めたほうがいいです。

爪はむき出しにして、毎日薬を塗ったほうがいいからです。
また、ネイルをしたり、剥がしたりする際に、爪に大きな負担をかけてしまい、状態を悪化させる可能性があるからです。

爪水虫は、皮膚の水虫以上に根気よく治療に取り組まないといけません。

早く治すためには、早く病院にかかることが大事です。初期症状は特に、見た目にもよくわかりにくいので、少しでも異常に早く気付くよう、普段から保湿ケアの際にでも爪をよく観察するようにしておきましょう。



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原因9:爪甲萎縮症

爪甲萎縮症とは「そうこういしゅくしょう」と読み、「アトロフィ」や「オニカトロフィア」と呼ばれることもある爪の病気です。

簡単に言うとは、爪の成長が阻害されて、縮んだような状態になり、通常の半分程度の大きさ(長さ)にしか成長しなくなってしまった状態です。爪の成育状況が悪いため、ツヤがありません。悪化すると、ボロボロと剥がれ落ちてくるようになります。

原因は複数考えられます。

  • 栄養不足
  • 強い衝撃
  • 内臓の病気

栄養不足の場合は、食事を改善すれば、治ります。詳しくは次の項で。

強い衝撃の場合、爪母細胞がダメージを受けている可能性もあるでしょう。思い当たるような出来事があって爪が伸びなくなったと言うのであれば、原因がはっきりしていますし、病院で相談するといいでしょう。

栄養状態も良く、強い衝撃を受けてもいないのに、爪が伸びずに艶もなくなったと言うのであれば、内臓の病気の可能性もあるようなので、総合病院にかかって徹底的に調べてもらうことをお勧めします。大きな病気の兆候は、何気ない症状で現れるものです。放置したら大変なことになってしまうかもしれないので、たかが爪、とたかをくくらず、安心のために早めに病院に行ってくださいね。



原因10:栄養不足

爪も皮膚や髪の毛のようなものですから、栄養状態の影響を受けます。必要な栄養素が足りていないと、爪の発育も阻害されて伸びにくくなったり、折れたり剥がれたりしやすくなってしまいます

爪にいい栄養素や食べ物を紹介します。

爪の素:タンパク質

爪の補助栄養:ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンC、亜鉛、鉄(ヘム鉄)

タンパク質は、爪の主成分であるケラチンの素になります。

ビタミン類は、タンパク質の吸収を助け、血行を促します。

亜鉛は、タンパク質の合成と、細胞分裂を助けます。これが不足すると、細胞分裂がスムーズに行われなくなりターンオーバーが乱れ、古い角質が蓄積し、皮膚も爪も乾燥してしまいます。

鉄分は、赤血球内のヘモグロビンの材料になります。ヘモグロビンは、血流に乗って身体中を巡り、細胞に栄養を届ける役割を担っています。
なので、ヘモグロビンが作られないと、細胞も栄養不足になって、生育が阻害されてしまうのです。
ヘモグロビンが減ることを、「鉄欠乏性貧血」と言い、貧血の90%はこの鉄欠乏性貧血、のようです。爪だけでなく体に必須のものなので、欠かさないようにしましょう。



原因11:冷え(血行不良)

冷えもまた、細胞の栄養不足に結びつきます。血流が悪く、毛細血管まで血液がうまく届けられない、循環していかない、のですから、爪の成育も阻害されてしまいます。

足の指、指の間、足の裏をモミモミして、足の甲の溝(指の骨と指の骨の間)を下から上にさすり、足首をぐるぐる回して前後左右に動かし、かかとを上げて爪先立ち、からのかかとを下ろす運動を繰り返す、などして、足の血流を促しましょう

ゴルフボールで足の裏をゴリゴリとマッサージするのもいいですよ。

座っている間、足指を広げるフットセパレーターをつけるのもいいですね。セパレーターを使わずに自分の足の力で指を広げる練習をするのも尚いいです。すごい難しくて、集中しないとできない(ていうか私は集中しても難しい)ので、ながら運動にはならないですけど。




まとめ

遺伝以外で、足の小指の爪が小さくなってしまう原因をおさらいします。

  • O脚、XO脚など足の外側に体重をかける歩き方で小指の爪に負荷をかけている
  • 足に合わない靴を履いて、小指の爪に衝撃・圧迫を与えている
  • 深爪しがちで、爪が生え際を後退させている
  • 爪に負荷をかける作業をして、爪を剥がしがち
  • 爪と皮膚の間の掃除をしすぎ、もしくは雑にやりすぎて、爪の生え際を後退させている
  • 甘皮や角質など、周りの皮膚で覆われて爪が小さく見えているだけ
  • 爪水虫(爪白癬)で爪が崩れてしまっている
  • 爪甲萎縮症で爪が短くなっている
  • 栄養不足で爪が育たない
  • 冷えと血行不良で爪が育たない

小指の爪は、ただでさえ足の端にあって圧迫や衝撃にさらされやすい上に、もともと小さいので少しの損傷でも相対的に大きなダメージとなりやすいです。

爪は、自らが犠牲になって衝撃を吸収して破損することで、指とその中にある骨を、打撲や骨折、裂傷というより大きなダメージから守っている、と思うと、なんだか健気で愛おしく思えてきませんか?

小指の爪がボロボロになりやすくて見た目が悪いし、ストッキングが伝線しちゃう!と嫌に思っても、守ってくれているのだ、とわかると、逆に大事にして守ってあげようという気に、なりませんか?大袈裟でしょうか(笑)。

とにかく、小指の爪が小さくなりすぎたりなくなったりすると、思っているよりも影響が大きいです。

私自身、気づいたら小指の爪がどんどん小さくなって来ていて、四角だったはずが、外側が硬くなるのが嫌で爪切りで切り続けていたら、今では三角に近い形です。

白い角質で覆われてガサガサガビガビしているし、このままもっとかた〜く小さくなって行ったらどうしようかと不安に思っていたところでした。

飛び出ているものとかが気になる性分で、爪も白いところ全部切ってしまいたい衝動に駆られて、厚くなった小指の爪も、薄くしようと爪切りでどんどん削ってしまっていましたが、それがよくなかったのですね〜(遠い目)。。。。




爪の病気になっている場合、簡単には治せないし病院にかかる必要も出て来ます。

病気や栄養不足の兆候のような、足の爪のわずかな変化にもすぐに気づけるよう、普段からよく観察してあげるようにしましょう。

・・・なんだか子供とか動植物とかでも育てる時みたいなアドバイスですが、体を支えてくれている大切な仲間と思って(?)、大事にしてあげてください!笑

とにかく、こまめなケアが、健康で綺麗な足、綺麗な爪を作ります

(と言っても私のように切りすぎるのは厳禁!)

バランス良い食事を摂って、適度に脚を鍛え、モレのないように保湿を徹底して、トータルケアの行き届いた綺麗な足になりましょう。

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