完全無欠バターコーヒーダイエットとは?効果と期間、方法、体験談

2015年くらいから日本でもブームになり、今や乗り遅れまくりですが、今でも飲み続けている人がいるくらいに浸透してきたバターコーヒー。いろんな人がブログで記事にして居ますが、参考になるものもあれば疑問に思うこともあり。実際が自分がやって見た感想を含めて、紹介したいと思います。

バターコーヒー(完全無欠コーヒー)とは?

バターコーヒー、完全無欠コーヒー、バレットプルーフコーヒーなど、耳にしたり、目にしたりすることは、結構あったのではないかと思います。

ブレットプルーフ(バレットプルーフ)、完全無欠とは?

原文では「Bulletproof」で、直訳だと「防弾の」ですが、比喩的に「完全な」「批判の余地のない」という意味で使える言葉です。

例:a bulletproof budget 修正の余地のない予算

批判の余地のない完全無欠のコーヒー。

すごいですね。どう言った意味でそういうことを言っているんでしょうか。




バターコーヒーとはどんなものか?

バターコーヒーとは、その文字の通り「バターを入れたコーヒー」なのですが、ただただコーヒーにバターを加えればいいというわけではありません。

バターとコーヒーが絶妙に混ざり合って、クリーミーになったものが正解で、「バター」という言葉からの印象とは違ってあっさりして居てすごく飲みやすいです。

表面はカプチーノに近いくらいにふわふわの泡が浮いて居て、下のコーヒー層の部分はただのコーヒーではなく濃いめのカフェオレとかカフェモカみたいな感じで、バターと親和して見た目にもしっかり混ざり合って、色も普通のコーヒーとは違います。

ちなみに、上の写真のコーヒーは、バターの代わりに「ギー」という乳製品を使っています。バターに含まれているタンパク質(カゼインなど)を除いた、バターの脂質部分を抽出したものです。バターを使っていればもっとクリーミーなカフェオレみたいな見た目になります。

コーヒーが苦手でも飲みやすく、胃に優しい

ちなみに私は、コーヒーは苦手でした。胃が弱くて、缶コーヒーを飲むとすぐに気持ちが悪くなったり、胃が痛くなったりして居て、2倍に薄めても胃の調子が悪いとダメで、眠気を抑えるために無理して飲んで居たくらいで、特に好きでもなんでもなかったです。

でも、そんな私でも、このバターコーヒーは飲めたんです。というか、むしろ美味しい。ハマりましたね。

3ヶ月ほど飲み続けてますが、飲み過ぎた翌日とかぐらいはキツイですが、普通の状態ではまったく問題ないです。




バターコーヒー(完全無欠コーヒー)を紹介している本

バターコーヒーが紹介されているのが、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本です。初版は2015年9月。

シリコンバレーにいるIT業界の起業家であり、マーケッターでも投資家でもある、デイヴ・アスプリー(Dave Asprey)が書いた本です。

著者は20年ほど前、以下のようなひどい状態だったそうです。

  • 体重140kgに達しようとして居て、
  • いつも疲れ気味でストレスで消耗して居て、
  • 副鼻腔炎と咽頭炎がずっと治らず、
  • 頭がぼーっとして集中力も発揮できない状態。
  • 血液がドロドロで、遠くない将来に脳卒中か心臓発作で死ぬと医者に宣言され、
  • MBA取得を目指して通う学校で、テストの成績は散々でうっかり間違いばかり。

これではせっかく成功して億万長者になっても、今後大好きな仕事をし続けることはできない、ということで、自身をモニターにつないで、なぜ思う通りに頭が働かないのか、「バイオハック」を始めたそうです。

バイオハックとは:本の中では、「テクノロジーを利して、体の内外の環境を整え、望む通りに動くようコントロールする技術」であり、「自分の健康をモニターして、気分に、見た目に、仕事ぶりに、人間関係や全般的な幸福にも影響している、隠れた変動要素を見つけ出す」ことだと定義しています。

自身のポケットマネーを30万ドル以上(3000万円以上)費やしてバイオハック体制を整え、自身を実験台に、バターコーヒーをはじめ、いろいろな食材を摂っては脳と体の反応を調べて膨大なデータを得ました。

また、100人以上の医療従事者や研究者、人的パフォーマンスの専門家と対談したそうです。

その結果に確立した、日々のパフォーマンスを最高にする食事法を紹介しています。

それがバターコーヒーを飲む食事法(ダイエット)です。




完全無欠バターコーヒーダイエットの効果

本の著者の場合

著者は、140kg近い体重から、50kg減らし、そのあとも筋肉バキバキをキープし続けているそうです。

このダイエットでは、運動はあまり重視されて居ません。あくまで食事法なんですね。

食事を変えるだけで、脂肪が落ちて、逆に筋肉がつく、という理想的な痩せ方ができると著者は言っています。

このやり方をするまでは、筋トレなどをして筋肉はつくけど、ついた脂肪は減らないのでやたらとガッチリした体型になるだけだったと。

それが、バターコーヒーを取り入れた食事法に変えることで、なかなか落ちなかった脂肪が落ちて、その一方で腹筋などはバキバキになっていったとのことです。

欧米人とアジア人の体の違いにより効果の出方が違う?

本の中では、「1日0.5キロのペースで減量を達成している」と言っています。それが本当なら、1ヶ月で15kgも落ちちゃいます。。。

ほんとかよ!と思っちゃいますよね。

アメリカ人って、身長も大きいし、太り方も半端ないですからね。そういう減量ペースになるのかもしれません。

あと、圧倒的に代謝量が違いますからね。体温も、欧米人の方が高いんです。冬でも半袖短パンの外国人を、日本で見かけることありませんか?基本的に体の構造が違います。

おそらく太り方のレベルが違うのと、代謝率が違うので、日本人よりも効果が出やすいのかなと思っています。私はバイオハックしていないので、数値的な違いを出せてるわけじゃないですけど。

でも、日本人であっても、このバターコーヒーダイエットで痩せています。そんなブログがたくさん書かれてます。中には嘘もあるかもしれませんが、世界でやっている人たくさんいること、ブームから2年以上経っても続けている人がいることが、効果のほどを示しているのではないでしょうか?




完全無欠バターコーヒーダイエットがお勧めな理由

このバターコーヒーダイエットの特徴であり、お勧めできるポイントは、

意志の力によらず食べ過ぎを抑制できる

運動は毎日しなくてもいい

ということです。

ダイエットがうまくいかない理由って、ついついおやつを食べてしまったり、今日くらいいいかと思って暴飲暴食してしまったり、運動も最初だけ頑張ってあとはサボりがちになってしまったりで、意志の力に非常に左右されること、だと思うんです。

それが、このバターコーヒーダイエットでは、

  • 偽の食欲がわかない(小腹が空かない)
  • 仕事や作業に集中できる

ので、ついつい間食してしまったりご飯を食べ過ぎることがなくなるんです。

そう、謳われて居ます。

実際どうかというと、おやつを食べたいとか、朝ごはん食べなきゃお腹すいちゃってやってられないよ、という気持ちは、あまり湧かなくなりました。たまには湧きます。でもそれは、本の通りに実践して居ないからだと思って居ます。

偽の食欲が湧かない理由は、

栄養素がちゃんと取れているから

脂質は少量でも満足感・満腹感が得られ、持続するから

食欲抑制ホルモン(レプチン)が正常に働くから、

血糖値の上がり下がりが無いから、

です。

※がついた2行は、2018年4月18日追記)




完全無欠バターコーヒーダイエットの痩せるメカニズム

バターコーヒーダイエットで、なぜ痩せるのか。

本に書かれていることをまとめると、

*********************

身体の機能を整えて、
糖質制限で脂質をエネルギー源にし、
脳に効率的かつ継続的にエネルギーを供給し、
睡眠の質も改善することで、
脂肪が増えない
効率的に脂肪燃焼する
満腹感キープ&偽の空腹感を生じさせない
*********************
から、です。




細かく言うと、
レプチン(痩せホルモン)への感受性を高く保つことで満腹感が生じやすい

★太ってない・糖分を摂らない→体脂肪が適正なので、血中レプチン濃度も適正→脳がレプチンに対して敏感→満腹感が生じやすい→食べる量が減る→太らない・痩せる

※レプチン:空腹感をオフにして、満腹感をオンにする、痩せるホルモン。

無用な解毒(血糖を利用)を減らす&解毒をスムーズに行うことで脳も体も栄養不足にさせないため、空腹感が湧きにくい

★毒素・アレルゲンを取り込まない→肝臓が解毒をする必要がない→無駄に血糖値が下がらない→脳や他の細胞に糖分が行き渡る→ゆっくりとした空腹感→間食しない→痩せる

★毒素・アレルゲンを摂取しない→免疫系が働かない→脳はスッキリ明瞭→

→脳のパフォーマンス向上・上機嫌→ゆっくりとした空腹感→間食しない→痩せる

→ストレス生じにくい→偽の食欲わかない→無駄に食べない→太らない・痩せる

★高脂肪な食事→肝臓で胆汁が作られる→毒素が体外に排出される→栄養素吸収促進→すぐ満腹感→食べる量減る→太らない・痩せる

※毒素=Antinutrients(カビ毒、反栄養素、栄養阻害物質)のことを指す。




腸内環境(腸内フローラ)が痩せ型になる

★生体アミン(ヒスタミンなど)を摂らない・腸内フローラが痩せ型で生体アミンがあまり生成されない→肝臓が分解しきれる→アドレナリン分泌しない・心拍普通・血糖値平坦・血圧普通→インスリン分泌されにくい→

→脂肪に栄養溜め込まない→太らない

→血糖値降下ゆっくり→空腹感(飢餓感)なし→無駄に食べない→太らない・痩せる

★ヨーグルトを食べない→腸内フローラ整う→脂肪貯蔵ホルモンが通常程度生成→太りにくい

★カカオやコーヒーを毎日摂る→ポリフェノールを餌に痩せ善玉菌が増える→脂肪を溜め込まない→痩せる

血糖値が緩やかに上がり緩やかに下がるので、空腹感が湧きにくい

★毒素・アレルゲンを摂取しない→ストレスない→VIP生成→血糖値が制御される→インスリンあまり分泌しない→血糖値降下ゆっくり→空腹感(飢餓感)なし→無駄に食べない→太らない・痩せる

※VIP=血管作用性腸管ポリペプチド(神経調整・伝達物質)

★高脂肪・高カロリー食=高栄養・低糖質→血糖値上昇しづらい→インスリン分泌されにくい→血糖値降下ゆっくり→空腹感(飢餓感)発生しにくい→無駄に食べない→太らない・痩せる

★果物食べない→満腹感が生じやすい→食べすぎない→血糖値上昇しづらい→インスリン分泌されにくい→血糖値降下ゆっくり→空腹感(飢餓感)発生しにくい→無駄に食べない→太らない・痩せる




血糖値が急上昇しないので、インスリンが働かず、脂肪を溜め込みにくい

★毒素・アレルゲンを摂取しない→ストレスない→VIP生成→血糖値が制御される→インスリンあまり分泌しない→脂肪に栄養溜め込みにくい→太らない

※VIP=血管作用性腸管ポリペプチド(神経調整・伝達物質)

 ★高脂肪・高カロリー食=高栄養・低糖質→血糖値上昇しづらい→インスリン分泌されにくい→脂肪に栄養溜め込まない→太らない

★果物食べない→満腹感が生じやすい→食べすぎない→血糖値上昇しづらい→インスリン分泌されにくい→脂肪に栄養溜め込まない→太らない

ケトン体生成を促しエネルギー源を脂肪にシフトするので、体脂肪が勝手に減る

★中鎖脂肪酸(カプリル酸、カプリン酸)摂取→脂肪がエネルギーとして使われる→体全体が、脂肪をエネルギーに使うモードに→体脂肪からケトン体が作られエネルギー消費される→体脂肪減る→痩せる




完全無欠バターコーヒーダイエットの注意点・押えるべきポイント

夕食〜昼食までは15〜19時間の断食、夕食は昼食後6時間以内
  • 痩せホルモン「レプチン」の血中値をリセット。脳がレプチンに反応しやすくする。
  • 昼食が10時なら夕食は16時まで、昼食が14時なら夕食は20時まで。
  • 12時昼食の18時夕食か、13時昼食の19時夕食、が現実的。

プチ断食期間を設けることで、痩せホルモン「レプチン」の値が正常値に戻って、レプチンへの感受性を保てるとのことです。こまめに食べていると、レプチン濃度が高いままなんですね。レプチンが常に多すぎると、脳がレプチンに反応しにくくなるんですよね。それが、食べない時間を作ることで、レプチン濃度を下げて正常値にできると。

バターコーヒーはレプチン濃度に影響しないということのようですね。

日中に糖質を摂らない
  • エネルギー源を「脂質(アミノ酸)」モードでキープするため
  • 血糖値上昇下降による偽の空腹感を生じさせないため

要は、はやりの「糖質制限ダイエット」なんですが、ただただ食事を抜くんではなく、糖質は摂らずに脂肪を摂ることで脂肪をエネルギー源にスイッチするので、脳は飢餓を感じずにいられて、食欲の暴走や、ファスティング(断食)後の脂肪溜め込み栄養摂りこみ過多によって太ることを防げるんですね。

糖質は夕食後に少しだけ
  • 糖質を毎日摂る生活をすると、糖質を欲しやすくなる
  • 女性は糖質を摂らなすぎるとPMSや生理不順などに影響する
  • 糖質を摂らないと睡眠障害に悪影響食べるのは夕食の一番最後に、ちょっと時間空けてからがいいようです。量も少なめで。




果物を極力摂らない
  • 果糖は脂肪を増やす
  • 血糖値が上がる割に、空腹感は満たさないので食べすぎる
1日の摂取カロリーの内訳は、脂肪60:タンパク質20:野菜20
  • エネルギー源が脂肪なので、脂肪に重点を置いた内訳になっている。
  • 1日の摂取カロリーを1500kcalなら、脂肪900kcal、タンパク質300kcal、野菜300kcal
  • 脂肪900kcalは、バターで摂るなら120g。

食材として摂る場合、肉や魚には脂肪もタンパク質も含まれています。脂質はバターや調理油で増やせるので、タンパク質を基準に量を決め、それを脂で補填する方法がいいと思います。

野菜が20%としていますが、炭水化物はそこにほとんど含めないません。よって、20%といえど、かなりの量を摂ることになります。

100kcalの目安は人参3本。レタスなら2玉。そんなに食べれません。温野菜で食べる方がカサが減っていいですね。

結構満足できますよ。脂肪ってやっぱり、モタれるというか、あまり多く食べられないですし。でもって、腹持ちはいいんですよね。




タンパク質を摂りすぎない
  • タンパク質は消化に時間がかかるため、エネルギーが脳ではなく消化器官に集中し、血糖値急降下、脳のエネルギー不足、偽の空腹感を生む上、冷静な判断力を失い間食する
  • 胃腸の調子が悪くなる
  • タンパク質は一日の総カロリーの20%以内に収める

タンパク質は必ずしもいいものではないようで、摂るべきは「脂肪」であって「タンパク質」ではないと。摂るにしても、脂肪に比べたら少量でいい。とのことです。

ただし、女性、特に40代以降は、朝はバターコーヒーだけでなくタンパク質をプラスするべき、だそうです。食べ過ぎは注意です。

バターは、グラスフェッド
  • 栄養素が乏しい普通のバターを使うと、栄養不足からの空腹感を生んでしまう

いい脂肪は短鎖・中鎖脂肪酸、飽和脂肪酸
  • 摂るべき脂:グラスフェッドバター、グラスフェッドギー、MCTオイル、ココナッツオイル、カカオバター、魚の脂、クリルオイル、アボカド
  • 摂ってもいい脂:パーム油、パーム核油、エクストラバージンオリーブ油、生ナッツ油、ごま油、放牧豚ベーコン脂
  • 摂らない方がいい脂:普通のバター、普通のギー、加熱したナッツの油、マーガリン、ショートニング、ラード、サラダ油




ヨーグルトは避けたほうがいい
  • 腸内環境を乱すため、太りやすくなる可能性がある
野菜の反栄養素は除く/コーヒー・ナッツはカビ毒に注意
  • 解毒は肝臓を酷使するため、血糖値減少からの空腹感をもたらす
  • 毒素は免疫系を働かせ炎症を引き起こすため、体調不良を起こす上、脳の機能低下、精神に悪影響し、偽の空腹感を生じさせる
反栄養素:Antinutrients、栄養阻害物質。植物が捕食者に対抗するなどのために自らに蓄える物質。(例:レクチン、フィチン酸、シュウ酸など)
野菜は、反栄養素の含まれないものを選ぶか、茹でこぼすなどして反栄養素を取り除く。
ナッツは基本、カビが生えやすかったり、反栄養素が含まれたりしているので、あまり摂らないようにと書かれています。
コーヒーは保管方法や加工方法によって、カビが生えやすいそうです。安い豆は、管理がしっかりされていなかったり、もともと品質の悪い豆を使っている可能性が高いです。




30代女性のバターコーヒーダイエット体験レビュー(口コミ)

30代女性って、まあ私なんですけどね。

バターコーヒーダイエットで痩せたか?

バターコーヒーを食生活に取り入れ始めて3ヶ月。痩せたかどうか?ですが、結果、痩せたと言っていいと思います。

言っていい、というのは、体重計(体組成計)を持って居ないので、体重や体脂肪率を数値でお伝えすることはできないからですね。

ですが、くびれは保って居ますし、太ももとお尻の無駄な肉は落ちました。まだお尻のセルライトは残って居て、下腹部の贅肉も落ちて居ないので、落ちにくいところはまだ残っている感じですが、腰回りの肉は落ちたし、二の腕も悪くない。シルエットとしては割と満足しています。

残るは下腹部ですね。人から言わせると、「別に太ってないじゃん。全然出てないじゃん。」ということなんですが、気になるんですよね。がっつり掴めるし。他がスッキリしてるぶん、そこだけやたら太ってる感じがして、満足はできてません。

でも、ちゃんと本の通り実践できなくても、体重・体型のキープはできます。これでちゃんとやれば、確実に痩せるし筋肉もつくだろうという確信も持てています。

バターコーヒーダイエットで体型がどう変わったか?

痩せたかどうか、と言うと、肉が減ったところもあれば、増えたところもあります。

肉が増えたと言うのは、太ったと言うわけではないんです。

今までは、典型的な洋ナシ型で、お尻と太ももは太いけど、上半身はガリガリで、でも二の腕はやや振袖気味でした。顔は太りやすく、運動しないでいると首と顔の境目が消えやすく、そうすると本当に「太ってる」印象でした。

バターコーヒーダイエットをやって3ヶ月経って気づいたんですが、

上半身は程よくガリガリでない程度に肉がついて、二の腕の肉は減り、太ももは細くなりました。

全体的に、肉付きのバランスが整えられた感じがあります。

顔と首の境目は、運動もしていないし、ほぼ机の前から動かない生活なのに、くっきりはっきりしています。

これはびっくりでした。

ちゃんと、効果は出ています。




バターコーヒーダイエットで筋肉がついたか?運動は必要か?

あと筋肉がつくかどうかですが、運動をしていないからか、あまりついていないですね。

本の中では週一で15分程度の激しい運動をするように指導されていますが、通勤と帰宅で毎日合計30分程度の歩行くらいしか運動してません。負荷が小さすぎます。

もともとの筋肉量が少なく非力すぎる感じなのと、多分本の通りにやっていないので、必要な栄養素も体への負荷も足りてないのかなと。日々デスクワークですし。

本では、30秒ダッシュ、90秒休む」を15分経つまで続けるという高負荷のトレーニングを週一回やるように進めています。

簡単に思えて、30秒ダッシュするってきついです。

ちなみに、20分以上の有酸素運動が脂肪を燃焼させるという通説を、この本では否定しています。長時間の低負荷運動は、逆効果だそうです。

私と同じようなデスクワークの毎日の方には、本の通りに週一で15分程度の高負荷の運動を取り入れるか、毎日5−10分程度の筋トレかヨガをお勧めします。これで筋肉つけて痩せられると思います。

実際、バターコーヒーを取り入れる前に、毎日そのくらいの筋トレとヨガ(ピラティス?)的な運動を続けてた時期があって、痩せた上に筋肉ついて、かなりいい感じの体型になりました。

え?バターコーヒー要らないじゃんって?

いや、違うんです。痩せたけど、日中眠くてパフォーマンスは最悪だし、肌はパサパサで、体調は崩しやすく、便秘もしやすく、いい状態とは言えなかったんです。

あと、続ける意志の力と時間確保が必要です。

バターコーヒーダイエットなら、運動しなくてもある程度の効果を発揮してくれます。

ただし、食事は糖質制限が入るので(糖質ゼロではない)、意志力ゼロで痩せられるわけではないです。




完全無欠バターコーヒーダイエットのその他の効果

バターコーヒーを飲み始めて、個人的にすごくびっくりした副作用的効果が二つあります。

  • 肌が潤ってヒジのガサガサ、背中のガサガサが治った
  • 長年の不眠症が1日で改善した

不眠、睡眠の質改善については、本の中でも書かれていることです。

これらについては別に記事を書いていますので、そちらをご覧ください。

超乾燥肌のヒジガサガサを1週間で解消。原因は食べ物?食事で改善おすすめスキンケア

不眠症6年がお勧めする「眠れない」悩みを1日で速攻改善した方法

完全無欠バターコーヒーダイエットの効果が出るまでの期間

本では2週間の徹底した食事管理で効果が出ると書いてあります。

ただ、本の通りに徹底できることが大前提になります。

私は、ゆるゆるとやっていましたし、最初の2週間、朝はバターコーヒーのみで過ごさなければならないとされているのですが、最初は物足りないしお腹が空くので、朝に何かしらつまんでしまっていました。

そうしたら、最初は実は、太ってしまったんです。鏡見なくても、あ、肉ついたな、と感じました。

朝ごはん抜きでバター(脂肪)を取った後に、おやつで糖分を摂ってるんですから、そりゃあ太りますよ。糖分と脂肪の組み合わせって最も太ると言えるのではないでしょうか?だって、洋菓子食べてるのと同じですよ。

でも、続けているうちに朝はバターコーヒーだけで過ごせるようになったのと、体が慣れてきたのか反応が変わったのか、その後は痩せていきました

私の場合は、最初の1ヶ月が太っている期間、その後もう1ヶ月で、痩せました。3ヶ月目には、痩せた姿になったというか、元に戻った感じです。

おそらく、徹底して本の通りに実践すれば、2週間でだいぶ体が変わると思います。

1ヶ月もすれば、あ、痩せたな、と、効果を感じられるのではないかなと思います。




バターコーヒー(完全無欠コーヒー)ってカロリー高いのでは?

バターは脂肪ですから、確かにカロリーは高いです。グラムあたりのエネルギー量が、他の栄養素よりも多いです。

それは悪でしょうか?

いえ、それは、エネルギー源として効率がいいということです。

糖質やたんぱく質で、脂質と同じくらいの熱量を得ようとしたら、よりたくさん食べなければいけません。脂質をエネルギー源にすれば、少量で済むのです。

実際、著者が大量の脂肪を摂取するという食生活を、自分で試してみたそうです。

運動をやめ、一日4000-4500kcalもの食事をとることにしたそうです。しかも、そのカロリーの7割を完全無欠な良質の脂肪から摂るというやり方に変え、睡眠も一日5時間に減らしたそうです。

今までの常識からすると、どう考えても太りますよね。

栄養学者は皆、1ヶ月で最低5kgは太ると予想したそうですが(いやもっと太るだろ、と思いましたけど)、結果は、真逆。

脂肪が俄然燃えだして、頭は冴え、睡眠の質が良くなり、腹筋まで割れたそうです。2年経つと脂肪がさらに減り、筋肉が数kg増えたそうです。

4500kcal摂れとは言いませんが、カロリーでダイエットするのはやめましょう

太るか痩せるかは、カロリー数にはよりません。

逆に、脂肪を減らしてカロリーも減らすということは、必要なエネルギーが足りないということです。そうなれば、空腹感、飢餓感が増すばかりで、逆に食欲を促進することになります。そして、我慢できなくなった時に暴食して、飢餓状態と勘違いしている脳も体も、やっと摂取できた食べ物を、体に蓄積しようとして、リバウンドするのです。

経験、あるんじゃないでしょうか?私はあります。



完全無欠バターコーヒーダイエットの実践方法

完全無欠バターコーヒーダイエットの5原則

バターコーヒーダイエットでは、食事によって満たすべきとされているものが5つあります。

  • 脳のためのエネルギー
  • 体のための燃料
  • 細胞のための栄養素
  • 無用な毒素の排除
  • 満足感

これを満たせば、体も脳も満足するので、無駄な間食をせずに済み、痩せることができます。

食べたいものを制限しようと、意志の力で頑張ることは、難しいですが、ここに挙げた5つを満たせば、頑張らなくても痩せる食事が実行できます。

ほとんどの低カロリー・低脂肪ダイエットは、どれも満たしていないため、成功しません。それどころか、リバウンドでさらに太ることになる可能性が高いと言えます。




バターコーヒーダイエットの流れ

2週間の徹底集中プログラム期間、のち

自分に合う食材を模索しつつ、ややゆるく完全無欠な食事を続ける

だけです。

2週間の徹底集中プログラム期間
  • 朝:バターコーヒー(または、ノーコーヒー・バニララテ、バター緑茶)
  • 昼:9メニューから選ぶ良脂肪ランチ
  • 夕:8メニューから選ぶ良脂肪ディナー
  • 夕食後すぐ:2メニューから選ぶ完全無欠デザート

これの食事スタイルを、ひたすら2週間毎日繰り返します。

昼と夜のメニューは、見ると結構美味しそうです。

食材を入手するのがやや大変なのが難点です。




集中プログラム中のタンパク質ファスティング日(6日目、13日目)
  • 朝:バターコーヒー(または、ノーコーヒー・バニララテ、バター緑茶)
  • 昼:4メニューから選ぶ野菜・糖質・脂肪ランチ
  • 夕:8メニューから選ぶ野菜・糖質・脂肪ディナー

糖質、脂質、野菜(食物繊維など)はとってもいいけど、タンパク質はNGという日を1日設けるんだそうです。

タンパク質は消化しにくいので、摂りすぎると、炎症を起こす可能性があるそうです。

また、脂肪と比べると、エネルギー源になりにくいそうです。消化しにくいのですから、エネルギーとして使われるまでに分解するのに、時間とエネルギーが(!)必要になるんですね。

だから非効率的なんです。また、分解するのに糖分か脂質が必要になるので、空腹感から別のものを食べ過ぎてしまうそうです。

というわけで、休肝日を設けようということですね。

ただし、筋肉を増量しようとしているなら、タンパク質は多めに摂る方がいいそうです。その場合、効率的に摂れる良質なタンパク質がいいので、ホエイや魚、牛肉・ラム肉、鶏卵が良くて、鶏肉はいまいちだそうです。




心身に合う食材を模索し、自分流の完全無欠な食事法を確立する期間

アレルギーあるなし、耐性あるなしなどは、人によるんですね。

なので、どの食材が食べても大丈夫かは、人によります。それは、自分で試して見なければわかりません。

2週間の集中プログラムで体がリセットされる、セットされるので、そこで1つずつ、試して見たい食材をプラスして見て、心身の反応を見ることです。パフォーマンスが落ちたら、その食材は自分には合わない。

という感じで試して行って、どういう食事をすれば、自分は痩せてハイパフォーマンスで居られるのかを、独自に開拓・模索していく必要があります。

その必要性は、おそらく自発的にできるはずです。

食べて仕事にならなかったり、太ってきたら、ショックですし、困るのは自分ですからね。

バターコーヒー(完全無欠コーヒー)に必要なものと費用

費用としては、結構、かかります。。。

必要なものは、以下の通りです。

初期費用(設備費)

ブレンダー(ハンドミキサー)     ¥1500-70000

コーヒーサーバー(耐熱ガラス)   ¥500-1600

フレンチプレス           ¥1700-4000

もしくは金属メッシュのフィルター  ¥1400

合計¥5100-77000

※ブレンダーの¥70000は、Vitamixを想定しています。

高いですね。




次に主役のバターコーヒーに行きたいのですが、実は、完全無欠コーヒーと、バターコーヒーは、本の中では分けてレシピが設けられています。

完全無欠コーヒーの方が、より完全無欠です。

完全無欠コーヒー
  • グラスフェッド無塩バター(ギー)     ¥2000-10000/月
  • 良質な豆で淹れたコーヒー         ¥2000/月
  • ブレイン・オクタン・オイル(MCTオイル) ¥5000/月

合計¥9000-17000/月

バターコーヒー
  • 良質な無塩バター(ギー)  ¥2000-10000/月
  • 良質な豆で淹れたコーヒー  ¥2000/月
  • ココナッツオイル      ¥2400/月

合計¥6400-14400/月

う〜〜〜〜〜〜ん、やっぱり高いですね。

あと、ココナッツオイルって書かれてますけど、MCTオイルが入手できなければ、ですね。完全無欠コーヒーに比べ、どの材料も、質は落ちます。あと、ココナッツオイルを入れると、ちょっと苦いんですよね。変な苦味なので、私は苦手です。





本で紹介されている、バターが入手できない時の代理食材でのレシピが以下の通りです。

バター代替食材コーヒー
  • 良質な豆で淹れたコーヒー  ¥2000/月
  • ココナッツミルク      ¥1000/月
  • MCTオイル         ¥2160/月

合計¥5160/月

うん、これならやれますね。でも、これで満足できるほどの栄養素が摂れるかどうかは疑問かなと・・・・・ケトン体生成を促進できるMCTオイルが入っているので、体づくりができるまでの期間に襲う空腹感や不満足感に我慢できれば、大丈夫かもしれません。

ちなみにで、私のいつも使っているものと金額を提示しておきます。

管理人のギーコーヒー
  • オーガニックインスタントコーヒー  ¥1200/月
  • オーガニックグラスフェッドギー   ¥5850/月
  • MCTオイル               ¥1080/月

合計¥8130/月

うーん、まあまあ高いですね。ギーがね、高いんですよ。バターの油分だけを抽出したものなので、より脂質を効率的に摂れるんですが、その分お高くて、、、

私は乳アレルギーなので、バターには手を出すのが怖くて出せてないんですよね。本の著者は、乳アレルギーだけどグラスフェッドバターなら大丈夫だったと言っています。でも、アレルギーの程度は人に寄りますから、鵜呑みにはできません。

少量手に入れば試してみたいんですが。※

※ニュージーランド産グラスフェッドバターを使ったバターコーヒーを試したレポを記事にしました。ご興味あればこちらもどうぞ!(2018年4月18日追記)

簡単手軽に試すにはコレ!「最強のバターコーヒー」代々木店レビュー




というわけで、バターコーヒーだけで

初期投資が¥5000〜77000※くらい、

月に¥5000〜¥17000くらいかかってしまいます。

(※ちなみに初期投資は、言わずもがなですが、ありものを使えばこんなにかかりません)

これにプラスして昼食、夕食用の別の食材もです。

これは、無農薬で、家畜肉もグラスフェッドで、ってやったら、普段の食費の1.5〜5倍くらいの金額がかかると思いますよ。。。

というわけで私が実践できているのは、

  • 朝食はバターコーヒー
  • 昼食は炭水化物抜きもしくは炭水化物レス
  • 夕食は炭水化物レス

です。

続けることが大事なので、押さえるとこ押さえつつ、できる範囲でですね。

皆さんは、お財布や配偶者、ご家族などが許すのであれば、是非是非試してみてください。

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