頭皮が臭い20代〜40代女性の悩み。原因はストレス?脂漏性皮膚炎も

シャンプーした後なのに、なぜか臭い。枕からお父さんや上司の頭の匂いがする・・・?

ふと気づけば、自分の頭皮から、するはずのない脂っぽいニオイがしている・・・。

そんな、男性だけでなく、密かな女性の悩みでもある、頭皮のニオイの原因と対策について取り上げてみました。

自分で気づくのもショックなのに、彼氏や旦那さんから臭いと指摘されたら、相当落ち込みますよね。

身長差で、ちょうど相手の鼻が自分の頭のあたりに来ますから、指摘されたり気になり出したら、・・・気まずいっ!

嗅ぎたくなくて、嗅がれたくなくて、お互い近づくのを避けてしまうかも・・・。

2012年のインターネット調査では、250人の20代〜30代の男性のうち81%が、女性の頭皮のニオイによって、相手への好感度が下がると回答しているそうです。

ニオイ問題は、相手や周りとの人間関係にも大きく影響してくるところなので、早めにどうにかしたいですよね・・・!

女性の頭皮臭の実態。ニオイレベルはザリガニの6倍!?

頭皮のニオイって、男性特有の問題だと思われがちですが、実は女性も十分匂うことが、実験結果からわかっているようです。

「スカルプD」で有名なアンファー社の「スカルプDヘアケア委員会」が、臭気測定器を使って20代から30代の男女の頭皮のニオイの強さを測定。




その結果、ザリガニの匂いが「10」という数値だったのに対し、シャンプーから24時間後の女性の頭皮は「59」。実に6倍の強さ。

ちなみにネギは「72」、24時間履いた靴下は「120」、納豆は「430」、タバコの煙が「700」とのことです。

う〜ん、ザリガニの匂いがそもそもよくわからないですね。笑

たぶん、ザリガニって臭いと思われてるけど、臭いのはザリガニを飼ってる水槽で、ザリガニ単体は、そんなに臭くないんですよ。仮に臭くても、ニオイは強くない。

で、スカルプDが調べたのは、あくまで「ニオイの強さ」なんです。

「クサいかどうか」じゃないんです。

だから、これだけで、女性の頭皮がクサい、とは言えません。

仮にですが、バターやバニラの香りがすごい主張してくる洋菓子とか、ピザとか、完熟したイチゴとか、いいニオイに属するものを測定しても、ニオイの強さ的には頭皮と同じかもしれませんよ。

スカルプDの調査は、「なんか臭いイメージのあるもの」を選んでいってますよね。

「女性の頭皮はこんなに臭いんですよ!シャンプー選び大事ですよ!」っていう。戦略ですよね。

でもやたらインパクトのある「ザリガニの6倍のニオイ!」っていうとこだけ取り上げてクサさを主張するのは違うなと。

頭皮のニオイと、ザリガニのニオイは、全く別物ですから。

ただまあ、ぶっちゃけ実際、女性の頭皮も結構臭いんですけどね。




頭皮のニオイは加齢臭なの?

で、じゃあ臭い臭い言われる頭皮のニオイって、どんなの、っていうと、要は脂っぽいニオイですね。

人によってはそこに酸っぱいニオイもプラスされてる感じ。

で、お父さんの枕のニオイ、とか、上司から漂ってくるニオイ、とかいうイメージで、「加齢臭」じゃないか?って思ってる人が結構いると思います。

でも、加齢臭ではないんですって。

じゃあ加齢臭ってなんぞや?ということで、調べてみました。

加齢臭の正体

加齢臭の匂う場所

まず、加齢臭の匂う部位って、主に、「背中」と「胸元」だそうです。

頭じゃないんですね。

加齢臭がし始める年齢

で、加齢臭の匂ってくる主な年代は、50代だそうです。

なので、一般的に20代から40代の社会人でおっさん臭いな〜と思っても、それは加齢臭ではないってことですね。

加齢臭の特徴

ニオイの特徴としては、

枯れ草・干し草・古い図書館・ロウソクのロウ

だそうです。

枯れた、古びた感じのニオイなんですね。

「ロウ」が出てくるってことは、「脂肪」が関係してくると推察されますね。

(ロウは油脂から作られます。)

加齢臭の原因物質=ノネナール

ニオイの原因物質は「2-ノネナール」という臭気物質。

ノネナールは、加齢とともに皮脂腺に増加する「パルミトオレイン酸」と「過酸化脂質」が反応して発生する物質

1999年に資生堂が発見して、「加齢臭」という言葉も作ったそうです。




ノネナール(加齢臭)はどう発生するか

2-ノネナールは、

パルミトレイン酸」と呼ばれる不飽和脂肪酸が、

皮膚上の常在菌によって分解されるか、

過酸化脂質によって酸化分解されるか、

で生成される物質のこと。

脂肪→〈加齢〉→パルミトレイン酸→〈常在菌〉→ノネナール=加齢臭

脂肪→〈加齢〉→パルミトレイン酸→〈過酸化脂質〉→ノネナール=加齢臭

パルミトレイン酸」は、体が老化してくると皮膚上に蓄積していくもので、若い頃には、ほとんど皮膚上に存在しないそう。

「過酸化脂質」も、加齢に伴い血液上に増えるコレステロールや中性脂肪など、活性酸素によって酸化されてできる酸化物。「体のサビ」の正体と言われるものです。

「常在菌」も、若い頃は適正なバランスを保っているが、加齢とともに代謝が落ちて皮膚の老廃物が溜まることで、常在菌が増殖してしまい、パルミトレイン酸の分解を促進してしまう。

加齢臭というのはまさに、加齢(老化)することで発生してくるニオイなんですね。




20代〜40代の頭皮のニオイの正体① ”ペラルゴン酸”

「ペラルゴン酸」は、2008年にライオン社が発見した臭気物質です。

ペラルゴン酸の特徴

ペラルゴン酸は、飽和脂肪酸の一種で、ニオイの特徴としては、

使い古した食用油に似た不快なにおい

とのことです。

要は、皮脂の酸化したニオイすね。

主に30代男性のニオイとされているようですが、前後の20代40代でも、皮脂の分泌が盛んであれば同じく匂う可能性があるようです

ペラルゴン酸はなぜ出るか

ペラルゴン酸も、過酸化脂質によって皮脂が酸化したものだそうです。

皮脂→〈過酸化脂質〉→ペラルゴン酸(=頭皮のおっさん臭)

加齢臭の時も、過酸化脂質が悪さしてましたよね。

もう、にっくき過酸化脂質ですね。抗酸化って大事なんだ!笑

「抗酸化」とか、まだまだ関係ないだろうって、バカにしてました。反省。笑




30代〜40代の頭皮のニオイの正体② ”ミドル脂臭”(ジアセチル)

ミドル脂臭は、マンダム社が名づけたもので、「ジアセチル」という臭気物質がキモになるニオイです。

ミドル脂臭の特徴

ニオイの特徴は、

どんよりとした古い天ぷら油」だそうです。

・・・「どんより」って?笑

あれですかね〜、もう黒くなっちゃって、天かすとか焦げたカスとか下に蓄積しまくりで、どろっと重たい感じの天ぷら油。

実家の天ぷら鍋内はいつもそんな感じでした。笑

今なら、串揚げ屋とか行けば見られるでしょうか笑

ミドル脂臭の発生部位

で、主な発生部位は、頭頂部、後頭部、襟足

お、まさにですね。そうそう、私が匂うのもこの辺りです。笑

私は特に、後頭部の下の部分、襟足辺りが、やたら脂っぽいですね。臭いし。

私もおっさんなのかなぁ。泣

ミドル脂臭はなぜ出るか

中年になると、頭からよく汗をかくようになるそうですが、その汗に含まれる乳酸が、頭皮の細菌(ブドウ球菌)によって分解されて発生するのがジアセチル

ジアセチル自体も古い油の匂いがするけど、頭皮に存在する皮脂由来の「中鎖脂肪酸」と混ざることで、強烈なニオイを発するようになるそうで、これを「ミドル脂臭」と呼ぶそうです。




中鎖脂肪酸もまた、頭皮の常在菌によって分解されて出来るとのこと。この中鎖脂肪酸もそれ自体ではただの皮脂のニオイで臭いと言えるわけではないとのこと。

汗(乳酸)→〈ブドウ球菌〉→ジアセチル(=古い油のニオイ)

皮脂→〈常在菌〉→中鎖脂肪酸(=皮脂のニオイ)

ジアセチル + 中鎖脂肪酸 = ミドル脂臭(=頭皮の強烈なおっさん臭)

歳を重ねて、汗をかく場所が変化した上に、抗酸化作用が衰えて発生する酸化物質がプラスして、発生するニオイ、ということですね。

主に30代〜40代が悩むニオイとのことですが、働きすぎでお疲れの20代後半サラリーマンも匂う可能性ありです!

ペラルゴン酸、ミドル臭、加齢臭は併存する・・・

驚愕の事実なのですが、ニオイの原因を見てきましたが、これらって、順番に現れるとか、一つ一つ発生するものではなく、条件が揃えば、同時に発生してしまうものなのです!

恐ろしい・・・!笑

30代はペラルゴン酸とミドル脂臭が並存しうるし、40代はプラスして加齢臭もしてきてしまう可能性があり、汗臭と合わされば「4重苦」なんです;




女性の場合のニオイ問題

もちろん女性も例外ではないですよね。

閉経すると男性ホルモン優位になりますから、皮脂分泌が増して、4重苦に陥る可能性がありますね。

更年期時期はホットフラッシュで汗もかくし、不眠になることもあるようですし、何よりホルモンバランスが大きく崩れる時ですから、頭皮の環境も悪化しそうですね。

増して、本来であれば汗になる前に濾過機能(血管への再吸収機能)が働いて、汗は無臭のはずなんですが、更年期の汗は濾過機能がうまく働かず、「アンモニア」が含まれやすいそうです。これが、加齢臭と合わさるとニオイが強化されるとのこと。

又、普段から運動をしないで、エアコンに依存した生活をして汗腺の機能が低下していると、この臭い汗が出やすいそうです。これは、更年期の世代でなくても、20代からでもなってしまいそうなものですね。要注意です。

  • 閉経で男性ホルモン優位になり皮脂増加
  • 更年期のホットフラッシュで大量の汗
  • 更年期で汗にアンモニア含有
  • 20代からでもエアコン依存だと汗腺機能低下しアンモニア含有
気づかないうちに臭ってる可能性あり

自分のニオイって、慣れててあまり気がつかないんですよね。

気づいたら周りに人がいなくなっている、なんてことにならないように、普段から自分のニオイや周りの反応には気を配った方が良さそうです。




皮脂系のニオイを増長させる原因

これまでの話で、頭皮のニオイには「皮脂」が関係していることは、わかっていただけたかと思います。

皮脂、だけではなく、それを増長させる要因というものも存在します。

シャンプーやコンディショナー、トリートメント、整髪剤の洗い残し

頭を洗う際、よくすすがないと、頭皮に汚れが残ってしまい、それが常在菌のエサとなってしまいます。常在菌が増えると、先述したように、加齢臭や、ミドル脂臭の発生に繋がります。

マラセチアという常在菌が増えると、脂漏性皮膚炎になってしまうこともあります。脂漏性皮膚炎になると、肌のターンオーバーのサイクルが促進されて、フケが発生します。フケもまた、常在菌のエサになり、例のごとく加齢臭やミドル脂臭につながります。フケの分解の際に生成される物質も、頭皮に張り付いてニオイの原因となります。

  • 頭皮の汚れ→常在菌増加→加齢臭・ミドル脂臭
  • マラセチア(菌)増加→脂漏性皮膚炎→フケ発生→常在菌増加→加齢臭・ミドル脂臭
  • マラセチア(菌)増加→脂漏性皮膚炎→フケ発生→フケ分解→ニオイ物質




不規則な生活(睡眠不足、昼夜逆転)

不規則な生活によって、自律神経が乱れると、皮脂分泌が過剰になる可能性があります。

自律神経の乱れは、女性ホルモンの分泌にも影響し、男性ホルモン優位になってしまうことがあります。

女性ホルモンは、皮脂分泌を抑える働きがあるのに対し、男性ホルモンは、皮脂分泌を促す働きがあるのです。

睡眠不足だと、新陳代謝がうまく行われないようになるので、角質が頭皮にとどまり、毛穴を詰まらせ、汗がうまく排出されない状態になってしまいます。そうすると、頭皮の水分が少なくなり乾燥し、それを補うように皮脂の分泌が盛んになるのです。

また睡眠不足により、ストレスの解消ができないと、活性酸素が増加します。活性酸素は、加齢臭のところでも触れましたが、コレステロールや中性脂肪などを酸し、過酸化脂質を生成します。過酸化脂質は、脂肪酸を酸化させて加齢臭の原因となるノネナールを生成し、皮脂を酸化させて30代の頭皮のニオイの原因であるペラルゴン酸を生成します。

  • 自律神経の乱れ→皮脂分泌過剰
  • 自律神経の乱れ→男性ホルモン優位→皮脂分泌過剰
  • 睡眠不足→新陳代謝衰え→角質過剰→毛穴詰まり→汗詰まり→乾燥→皮脂分泌過剰
  • ストレス蓄積→活性酸素増加→脂を酸化→過酸化脂質生成→加齢臭・ペラルゴン酸


抗酸化作用の衰え

今まで見てきてわかるかと思うのですが、加齢臭もペラルゴン酸もミドル脂臭も、皮脂の酸化が関係しています。

若い頃は体内にある抗酸化物質が働いて、酸化を防いでいるが、30代以降は体内の抗酸化物質の働きが弱るそうで、皮脂の酸化を止められなくなるとのことです。

喫煙

タバコの煙の中には活性酸素が大量に含まれています。

活性酸素は過酸化脂質を生成し、脂肪酸や皮脂を酸化させ、臭気物質を作ります。

喫煙により血流も悪化しますので、頭皮の新陳代謝に影響し、睡眠不足と同様に頭皮の乾燥により皮脂の分泌が促進され、ニオイ物質発生も促されます。




動物性脂肪に偏った食生活

動物性脂肪の摂りすぎは、皮脂腺の脂肪を増加させ脂肪酸を生み出す原因となり、加齢臭や、30代のニオイ原因のペラルゴン酸の発生に繋がります。

動物性脂肪とは、乳製品、肉類に含まれます。

食べてはいけないわけではなく、摂りすぎがよくないので、ほかの栄養素とバランスよく摂ってくださいということですね。

運動不足

運動不足が続くと、体内の脂肪の分解がうまく進まず、ノネナール(加齢臭)やペラルゴン酸(30代のニオイ)の原料である脂肪酸を増加させてしまいます。

普段から運動している人って、あまり臭わない印象があります。まず、ちょっと動いただけでは、汗をかかないんですよ。だからニオイの原因の一つが除外されるんでしょうね。通勤や仕事中はあまり汗をかかないので、ニオイも発生しにくい。

休日などには思いっきり運動をして、汗をかき、適度に老廃物を排出し、脂肪を燃焼させて、新陳代謝もよく、体の中も外側(皮膚)も、いろいろバランスが整えられているのでしょうね。




シャンプーのしすぎ

ニオイを気にして、一日に複数回シャンプーをしてしまったり、洗浄力の強いシャンプーを使うと頭皮に必要な皮脂までも奪われてしまいます。そうすると、水分を留めて置くことができないんです。

また、皮脂を分解する役割をもつ常在菌も過剰に殺したり洗い流したりしてしまいます。

常在菌は、増えすぎると厄介なのですが、実は頭皮の健康を保つ上で、重要な役割を担っています。常在菌の適正な数を保つことも、頭皮にとって、ニオイケアにとって、大事なことなのです。

毛穴から分泌された皮脂を、常在菌が分解し、分解されたものと汗、角質が混ざることで、頭皮を覆い外部の雑菌やウイルス、乾燥から守るバリアが作られていたのです。

バリアがなくなる、薄くなることで、皮膚は乾燥します。乾燥すると、水分不足を補うために、さらなる皮脂が分泌されることになるのです。皮脂が過剰な状態は、常在菌の増殖を促し、ひいては臭気物質の生成に至るわけです。

皮脂が気になるから、と、洗いすぎると、さらに皮脂を増やしてしまうことになるんですね。

ほどほどが大事です。




汗ももちろん匂います。

はい、今まで、「皮脂」関係のニオイを取り上げてきましたが、ニオイの原因は、皮脂だけではなく、汗でもあります。

「汗臭さ」というのは本来、無臭である汗が皮膚上にある皮脂&細菌と混ざり合うことによって発生するもの

だそうです。

昔、頭や額ににたくさん汗をかいて、頭や顔に脂が浮きまくっている上司がいましたが、だから結構なニオイがしていたのでしょうか・・・

あと、汗をかきやすい太っている方のニオイがきついのも、汗をたくさんかいている上に、脂肪がたくさんなので脂肪酸もたくさん作られ、それが原料となって、混ざり合って、強烈なニオイが発生するのですね。

汗と、皮脂のバランスも大事なんですね。


頭皮のニオイの原因まとめ

【ニオイの正体】

加齢臭(2-ノネナール)(☆頭皮ではなく胴体部の体臭)

原因:皮脂、脂肪酸、*過酸化脂質、常在菌

ペラルゴン酸

原因:皮脂、*過酸化脂質、酸化

ミドル脂臭

原因:(→乳酸→(ブドウ球菌)→ジアセチル)、皮脂常在菌

汗臭

原因:雑菌

+α:汗腺機能が衰えていると、汗自体に「アンモニア臭

*過酸化脂質・・・脂質(コレステロール、中性脂肪など)×活性酸素(酸化)




【ニオイの原因】

  • 頭皮の乾燥(インナードライ)
  • 皮脂分泌過多
  • 抗酸化作用の衰え
  • 新陳代謝の衰え
  • 男性ホルモン過多
  • 頭皮の汚れ(シャンプー時のすすぎ不足)
  • 睡眠不足・ストレス蓄積
  • タバコの煙
  • 動物性脂肪過多の食事

頭皮のニオイ対策(内から外から)

頭皮のニオイ対策には、内側へのアプローチと、外側へのアプローチの2種類あります。

それぞれを「内部ケア」「外部ケア」として、紹介します。



【外部ケア】シャンプーの仕方を見直す

<洗髪>

  1. ブラッシングで髪の絡まりをほぐす
  2. シャワーでよく予洗いする(5分)
  3. シャンプーは手の上で泡立ててから髪につける
  4. 髪というより頭皮を洗うように意識して優しくもみ洗い
  5. よくすすぐ
  6. シャンプーを手の上で泡立ててから髪につける(2回目)
  7. 頭皮を洗うように意識して優しくもみ洗い(2回目)
  8. よくすすぐ(5分〜10分)
  9. トリートメントをつける(省略可)
  10. 5分ほどおく
  11. よくすすぐ(5分)
  12. コンディショナーを毛先中心につける(頭皮にはつけない)
  13. すぐによくすすぐ(5〜10分)

2回洗いするのは、整髪料を多めにつけている方、髪の量が多かったり長すぎたりして一度では洗いきれない場合で、通常は1回で大丈夫かと思います。

髪の毛も頭皮も、泡立ちよく洗えていたら、十分洗えていると思って大丈夫です。

洗いすぎは、頭皮の乾燥を招きますので。

まずは予洗いでできるだけ汚れを落として、頭皮をあっためて汚れが落ちやすい状態を作り、優しく、でもしっかりと洗って、よ〜〜くすすぐ。

意識するのはこういうことで、大丈夫です。




【外部ケア】シャンプー後の乾かし方を見直す

<洗髪後>

☆洗い終わったら、お風呂から上がったら、時間をおかずにすぐに乾かす。

(顔や体の保湿は真っ先に終わらせましょう!)

  1. タオルを、擦らないように優しく抑えるように、髪と、可能なら頭皮の水分を吸わせる。
  2. 洗い流さないトリートメントを毛先中心につける(頭皮にはつけない)
  3. 必要であれば、バンスクリップなどで髪を上下にブロックして、下(内側)の髪からドライヤーで乾かしていく。
  4. バンスクリップを外して、上(外側)の髪をドライヤーで乾かしていく。
  5. 頭皮を濡らしたままにしないように、外側を乾かした後に、また内側の汗をかいた襟足辺りを中心に乾かす。
  6. 最後に冷風で髪と頭皮の全体を冷やす。

難しく考えず、優しく、でもしっかりと髪の毛と頭皮を乾かしてあげてください。

バンスクリップってこういうやつ(Amazon)

ドライヤー参考(高評価順)(Amazon)

美容師さんにオススメされたドライヤー(レプロナイザー(旧ヘアビューザー))(Amazon)

【外部ケア】頭皮のマッサージを習慣化する

難しいことはありません。

頭を洗うときにでも、指の腹で頭皮を押さえて、前後左右斜めに頭皮全体を動かせばいいのです。時間の目安は5分程度ですね。

時間がなければ、3分でも、1分でも、毎日やることで、効果は出てくるはずです。

湯船に浸かりながらでも構いません。その場合は、シャンプー前がいいかと思います。ほぐれて取れやすくなった皮脂が、マッサージ後のシャンプーで洗い流されやすくなると思いますので。

スカルプケア用のマッサージブラシを合わせて使うと更に効果的です!

頭皮が動くくらいマッサージすることが大事なので、メインは指でのマッサージにした方が効果は高いと思いますが、指だと頭皮全体をカバーはできません。

マッサージブラシを使って、頭皮全体を優しく撫でるようにブラッシングして、血行を促してあげましょう。

血行がよくなれば、新陳代謝も促進され、ターンオーバーが促され、頭皮が健やか柔軟性のある新しい細胞に生まれ変わり水分と油分のバランスが整えられ頭皮環境が改善し、嫌なニオイもしなくなります。

頭皮用マッサージブラシ(Amazon)



【外部ケア】シャンプー自体を見直す

適当なシャンプーは使わない方がいいです。

皮脂を取りすぎると、乾燥してさらに皮脂が出てきますので、洗浄成分が強力すぎると、逆効果です。

また、合う合わないもあります。

アミノ酸系シャンプーや、ノンシリコンがいいとかいいますが、キシキシしすぎたり、髪質に合ったものでないとと洗い上がりがしっとり収まらない場合もあります。

すすぎをしっかりしてるのに、使ってみてフケが多く出たり、かゆみが出たりする場合なども、合っていないのかもしれません。

自分に合っているシャンプーを見つけるのは、とても大事なことです!

皮脂が気になる人向けシャンプー(Amazon)

臭いが気になる人向けシャンプー(Amazon)



やたらと痒いという場合皮脂の分泌が過剰な場合になる脂漏性皮膚炎という病気になっている可能性もあります。

その場合は、「ミコナゾール」や「ケトコナゾール」という物質が入ったシャンプーが効きます。

商品名でいうと、「コラージュフルフルネクスト シャンプー」です。それ以外は使わない方がいいです。市販のものですが、皮膚科に行っても勧められるシャンプーです。リンスもあります。

少し高めですが、効果は高いです。私はしばらく使っていましたが、治ったと思ってもしばらくは使い続けていました。ぶり返しても嫌ですからね。

コラージュフルフルネクスト シャンプー(Amazon)

【内部ケア】「シャワーだけ」はやめ、「湯船に浸かる」ようにする

湯船に浸かることで、発汗が促され、それだけで毛穴に溜まった皮脂が溶け出したり汗で押し出されシャンプー時の汚れ落ちも良くなりますので、一度のシャンプーで十分になります。

血行が良くなることで、首や肩のコリも解消されて、頭皮へ酸素や栄養が届きやすくなります。結果、頭皮の環境が総合的に改善され、ニオイの発生も抑制できるのです。

温度は、熱すぎない38〜41度くらいがいいと思います。

半身浴がいいとはされていますが、地域や浴室の作りによっては、それでは寒くて浸かっていない部分の血行が促されないこともあります。自分にとって丁度いい温度と湯量にしてあげてください。

浸かる時間は、最低10分はあった方がいいでしょう。

追い焚き機能がない場合、10分浸かってもお湯が冷めすぎないくらいの少し熱めの温度設定にしてあげるといいですね。

入浴剤を入れると湯冷めしにくいし、短時間でも温まりやすくなりますので、おすすめです。

【内部ケア】抗酸化作用のある食品、成分を摂取

抗酸化作用があるのは、ビタミンCビタミンEだと言われています。

それぞれが含まれるのは、

ビタミンC:果物(特に柑橘類、アセロラ、キウイ)、トマト、カリフラワー、ほうれん草、パセリ、ジャガイモ、サツマイモ

ビタミンE:植物油(ひまわり油、綿実油、サフラワー油、米ぬか油など)、ナッツ類大豆、魚卵、青魚、マヨネーズ

です。



ビタミンCは、水溶性。多めに摂っても尿と一緒に排出されるので大丈夫ではあるのですが、1g以上摂るのは無意味だそうです。

人によっては、多く摂ることで下痢になったり、

血圧低下によって体調を崩す可能性もあるので、適正量を保つように注意しましょう。

加熱にも弱いので、食事で摂るならなるべく生で。野菜ジュースや果汁100%ジュースも、製法によっては、ビタミンCがほぼ破壊されるので、加熱製法ではないものを選びましょう。

サプリメントは、食事で摂るよりも、吸収効率が良いので効果的です。

ビタミンEは、脂溶性。トコフェノールとも言われますが、摂取の上限値が決められています。

脂溶性のため、体内に蓄積されやすく、過剰摂取した場合、骨粗鬆症のリスクを高めるという実験結果も出ているようです。

摂り過ぎないよう注意しましょう。

植物油に豊富に含まれるので、欠乏することはまずありません

極端に油を減らすダイエットをしている場合には、欠乏する可能性も出て来ますので、やはりバランスの良い食事を心がけるのが1番でしょう。

また、ビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂ることで、効率的に利用されやすくなるそうです。

サプリメントを有効活用して、効果的に抗酸化に取り組みましょう!




【内部ケア】良質で充分な睡眠

皮脂の分泌を正常に保つためには、自律神経の働きを正常化する必要があります。皮脂の分泌を抑える女性ホルモンも、自律神経の働きが正常であれば、正しく分泌されます。

自律神経の働きは、規則正しく、太陽の動きに沿った活動をすることで、整えられます。日中は陽の光を浴びてよく活動し、日没後は就寝に向けて活動をスローダウンさせ、23時頃までには床に着く。

要は、早寝早起きして、質のいい睡眠を、自分にあった十分な時間だけとることが大事です。



【内部ケア】適度な運動

適度な運動は、新陳代謝、血行、頭皮の乾燥、皮脂分泌量、自律神経、ホルモン分泌、頭皮の汚れ、ストレス蓄積など、頭皮のニオイを悪化させるあらゆる原因に対し、優良な効果をもたらします!

まとまった時間を取ることが難しい場合でも、日常の生活の中に運動を取り入れることで同じような効果が得られます。

エレベーターやエスカレーターの使用は控えてなるべく階段を使うようにする、駅まで自転車を使ってたのを徒歩に変えてみる、職場や学校のトイレは別の階や遠い方のトイレを使うようにする、椅子に座りながら脚を水平にあげて10秒キープするなどのながら運動、1時間に一回でも5分〜10分のストレッチや筋トレをするようにする、など、少しずつ今までとは変えてみるだけで、一日の運動量は格段に変わってきます。

無理のない程度で、日常に運動を取り入れ、身体の若さをキープしましょう!

まとめ

頭皮のニオイは、ある程度は避けられないものではあるのですが、日々の生活を改善することで、ニオイの発生を遅らせられたり、抑えられたりすることがわかりました。

ニオイはその人の印象を大きく左右する要因の一つです。

付き合えるか付き合えないかの判断基準にニオイを挙げている人も少なくありません。

仕事上ではしょうがないけど、プライベートでの付き合いは勘弁。なるべく近寄りたくない。

そう思われるのは、悲しいし、勿体無いですよね。

自分の持つ魅力が正しく評価されるように、ニオイケアして、内から外からキレイになりましょう!

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