女性なのに頭皮がクサいって、ショックですよね。でも、頭のニオイは、どうにかできるんです。今回は、頭のニオイにオススメのケアグッズやシャンプーを紹介します。
頭皮が臭い原因
まず、どうして頭皮が臭うのかって話なんですが、ざっくりいうと、
- 汗
- 皮脂
これらが多いと臭いやすいです。
そして、
- ストレス・睡眠不足(による自律神経の乱れ、ホルモンバランスの崩れ)
- 加齢(による汗が出る場所の変化)
- 髪の乾かし不足
などの要因が重なって、ニオイ物質が作られてしまいます。
別の記事でもっと詳しく解説していますので、よければそちらをご覧ください。
頭皮のニオイ対策
頭皮のニオイ対策には、内側へのアプローチと、外側へのアプローチの2種類あります。
それぞれを「内部ケア」「外部ケア」として、紹介します。
頭皮のニオイの外部要因を潰す!
頭皮のニオイ外部ケア1:シャンプーの仕方を見直す
<洗髪>
- ブラッシングで髪の絡まりをほぐす
- シャワーでよく予洗いする(5分)
- シャンプーは手の上で泡立ててから髪につける
- 髪というより頭皮を洗うように意識して優しくもみ洗い
- よくすすぐ
- シャンプーを手の上で泡立ててから髪につける(2回目)
- 頭皮を洗うように意識して優しくもみ洗い(2回目)
- よくすすぐ(5分〜10分)
- トリートメントをつける(省略可)
- 5分ほどおく
- よくすすぐ(5分)
- コンディショナーを毛先中心につける(頭皮にはつけない)
- すぐによくすすぐ(5〜10分)
2回洗いするのは、整髪料を多めにつけている方、髪の量が多かったり長すぎたりして一度では洗いきれない場合で、通常は1回で大丈夫かと思います。
髪の毛も頭皮も、泡立ちよく洗えていたら、十分洗えていると思って大丈夫です。
洗いすぎは、頭皮の乾燥を招きますので。
まずは予洗いでできるだけ汚れを落として、
頭皮をあっためて汚れが落ちやすい状態を作り、
優しく、でもしっかりと洗って、
よ〜〜くすすぐ。
意識するのはこういうことで、大丈夫です。
頭皮のニオイ外部ケア2:シャンプー後の乾かし方を見直す
<洗髪後>
ポイントは、洗い終わったら、お風呂から上がったら、時間をおかずにすぐに乾かすこと。
(顔や体の保湿は真っ先に終わらせましょう!)
- タオルドライ:擦らないように優しく抑えるように、髪と、可能なら頭皮の水分を吸わせる
- 洗い流さないトリートメント:毛先中心につける(頭皮にはつけない)
- ドライヤー①:必要であれば、バンスクリップなどで髪を上下にブロックして、下(内側)の髪から乾かしていく。
- ドライヤー②:バンスクリップを外して、上(外側)の髪をドライヤーで乾かしていく。
- ドライヤー③:外側を乾かした後に、また内側の汗をかいた襟足辺りを中心に乾かす。
- 最後に冷風で髪と頭皮の全体を冷やす。
難しく考えず、優しく、でもしっかりと髪の毛と頭皮を乾かすことです。
美容師さんにオススメされたドライヤー(レプロナイザー(旧ヘアビューザー))(Amazon)
頭皮のニオイ外部ケア3:シャンプー自体を見直す
適当なシャンプーは使わない方がいいです。
皮脂を取りすぎると、乾燥してさらに皮脂が出てきますので、洗浄成分が強力すぎると、逆効果です。
また、合う合わないもあります。
アミノ酸系シャンプーや、ノンシリコンがいいとかいいますが、キシキシしすぎたり、髪質に合ったものでないとと洗い上がりがしっとり収まらない場合もあります。
すすぎをしっかりしてるのに、使ってみてフケが多く出たり、かゆみが出たりする場合なども、合っていないのかもしれません。
自分に合っているシャンプーを見つけるのは、とても大事なことです!
やたらと痒いという場合、皮脂の分泌が過剰な場合になる脂漏性皮膚炎という病気になっている可能性もあります。
その場合は、「ミコナゾール」や「ケトコナゾール」という物質が入ったシャンプーが効きます。
商品名でいうと、「コラージュフルフルネクスト シャンプー」です。それ以外は使わない方がいいです。市販のものですが、皮膚科に行っても勧められるシャンプーです。リンスもあります。
少し高めですが、効果は高いです。私はしばらく使っていましたが、治ったと思ってもしばらくは使い続けていました。ぶり返しても嫌ですからね。
おかげでぶり返すことなく、すっかり治りました!
頭皮のニオイ外部ケア4:頭皮のマッサージを習慣化する
難しいことはありません。
頭を洗うときにでも、指の腹で頭皮を押さえて、前後左右斜めに頭皮全体を動かせばいいんです。時間の目安は5分程度ですね。
時間がなければ、3分でも、1分でも、毎日やることで、効果は出てくるはずです。
湯船に浸かりながらでも構いません。その場合は、シャンプー前がいいかと思います。ほぐれて取れやすくなった皮脂が、マッサージ後のシャンプーで洗い流されやすくなると思いますので。
スカルプケア用のマッサージブラシを合わせて使うと更に効果的です!
頭皮が動くくらいマッサージすることが大事なので、メインは指でのマッサージにした方が効果は高いと思いますが、指だと頭皮全体をカバーはできません。
マッサージブラシを使って、頭皮全体を優しく撫でるようにブラッシングして、血行を促してあげましょう。
血行がよくなれば、新陳代謝も促進され、ターンオーバーも正常に整えられ、頭皮が健やかで柔軟性のある新しい細胞に生まれ変わり、水分と油分のバランスが整えられて頭皮環境が改善し、嫌なニオイもしなくなります。
頭皮のニオイの内部要因を潰す!
頭皮のニオイ内部ケア1:「シャワーだけ」はやめ、「湯船に浸かる」ようにする
湯船に浸かることがなぜ「内部」ケアかというと、
湯船に浸かることで、発汗が促され、それだけで毛穴に溜まった皮脂が溶け出したり汗で押し出されるんです!
そうすると、シャンプー時の汚れ落ちも良くなりますので、一度のシャンプーで十分になります。
血行が良くなることで、首や肩のコリも解消されて、頭皮へ酸素や栄養が届きやすくなります。結果、頭皮の環境が総合的に改善され、ニオイの発生も抑制できるのです。
温度は、熱すぎない38〜41度くらいがいいと思います。
半身浴がいいとはされていますが、地域や浴室の作りによっては、半身浴では寒くて浸かっていない部分の血行が促されないこともあります。自分にとって丁度いい温度と湯量にしてあげてください。
浸かる時間は、最低10分はあった方がいいでしょう。
追い焚き機能がない場合、10分浸かってもお湯が冷めすぎないくらいの少し熱めの温度設定にしてあげるといいですね。
入浴剤を入れると湯冷めしにくいし、短時間でも温まりやすくなりますので、おすすめです。
頭皮のニオイ内部ケア2:抗酸化作用のある食品、成分を摂取
頭皮のニオイには「酸化」が大きく関係しています。
抗酸化作用のある食品、成分を摂って、体の中からニオイ対策をしちゃいましょう。
抗酸化作用があるのは、ビタミンCとビタミンEだと言われています。
それぞれが含まれるのは、
ビタミンC:果物(特に柑橘類、アセロラ、キウイ)、トマト、カリフラワー、ほうれん草、パセリ、ジャガイモ、サツマイモ
ビタミンE:植物油(ひまわり油、綿実油、サフラワー油、米ぬか油など)、ナッツ類、大豆、魚卵、青魚、マヨネーズ
です。
ビタミンCは、水溶性。
多めに摂っても尿と一緒に排出されるので大丈夫ではあるのですが、1g以上摂るのは無意味だそうです。
人によっては、多く摂ることで下痢になったり、血圧低下によって体調を崩す可能性もあるので、適正量を保つように注意しましょう。
加熱にも弱いので、食事で摂るならなるべく生で。野菜ジュースや果汁100%ジュースも、製法によっては、ビタミンCがほぼ破壊されるので、加熱製法ではないものを選びましょう。
サプリメントは、食事で摂るよりも、吸収効率が良いので効果的です。
ビタミンEは、脂溶性。
トコフェノールとも言われますが、摂取の上限値が決められています。
脂溶性のため、体内に蓄積されやすく、過剰摂取した場合、骨粗鬆症のリスクを高めるという実験結果も出ているようです。
摂り過ぎないよう注意しましょう。
植物油に豊富に含まれるので、欠乏することはまずありません。
極端に油を減らすダイエットをしている場合には、欠乏する可能性も出て来ますので、やはりバランスの良い食事を心がけるのが1番でしょう。
また、ビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂ることで、効率的に利用されやすくなるそうです。
サプリメントを有効活用して、効果的に抗酸化に取り組みましょう!
頭皮のニオイ内部ケア3:良質で充分な睡眠
皮脂の分泌を正常に保つためには、自律神経の働きを正常化する必要があるんです。
皮脂の分泌を抑える女性ホルモンも、自律神経の働きが正常であれば、正しく分泌されます。
自律神経の働きは、規則正しく、太陽の動きに沿った活動をすることで、整えられます。日中は陽の光を浴びてよく活動し、日没後は就寝に向けて活動をスローダウンさせ、23時頃までには床に着く。
要は、早寝早起きして、質のいい睡眠を、自分にあった十分な時間だけとることが大事です。
頭皮のニオイ内部ケア4:適度な運動
適度な運動は、新陳代謝、血行、頭皮の乾燥、皮脂分泌量、自律神経、ホルモン分泌、頭皮の汚れ、ストレス蓄積など、頭皮のニオイを悪化させるあらゆる原因に対し、優良な効果をもたらします!
まとまった時間を取ることが難しい場合でも、日常の生活の中に運動を取り入れることで同じような効果が得られます。
エレベーターやエスカレーターの使用は控えてなるべく階段を使うようにする、駅まで自転車を使ってたのを徒歩に変えてみる、職場や学校のトイレは別の階や遠い方のトイレを使うようにする、椅子に座りながら脚を水平にあげて10秒キープするなどのながら運動、1時間に一回でも5分〜10分のストレッチや筋トレをするようにする、など、
生活習慣を少しずつ今までとは変えてみるだけで、一日の運動量は格段に変わってきます。
無理のない程度で、日常に運動を取り入れ、身体の若さをキープしましょう!
頭皮のニオイは、内外からのケアで改善できる!
頭皮のニオイは、ある程度は避けられないものではあるのですが、日々の生活を改善することで、ニオイの発生を遅らせられたり、抑えられたりすることがわかりました。
ニオイはその人の印象を大きく左右する要因の一つです。
付き合えるか付き合えないかの判断基準にニオイを挙げている人も少なくありません。
仕事上ではしょうがないけど、プライベートでの付き合いは勘弁。なるべく近寄りたくない。
そう思われるのは、悲しいし、勿体無いですよね。
自分の持つ魅力が正しく評価されるように、ニオイケアして、内から外からキレイになりましょう!