2015年からブームになっている完全無欠コーヒー(バターコーヒー)ですが、作り方で一つのネックになるのが、ブレンダーを準備しなければいけないか、ということだと思います。ブレンダーは必要かどうか、もっと簡単に作れないか、と言うことについて、バターコーヒーダイエット実行者として、個人的見解を述べたいと思います。
目次
完全無欠コーヒー(バターコーヒー)の作り方
「完全無欠コーヒー」なり、「バターコーヒー」と呼ばれるもののレシピをまず載せておきます。
- 良質なコーヒー豆で淹れたコーヒー 2杯分
- グラスフェッドバター(ギー) 大さじ2まで
- MCTオイル(ブレイン・オクタン・オイル) 大さじ2まで
量は、アメリカ式に多めになっているそうなので、ご自分の体調や体質に合わせて半分にしたり1.5倍にしたり、調節してみてください。
本の中には「完全無欠コーヒー」と「バターコーヒー」のそれぞれのレシピが載っていますが、上に紹介している材料の組み合わせは、そのどちらとも一致はしていません。手に入れやすいもので作るとした場合には、これかな、と思うレシピです。
正確なレシピについては、以下の記事を参照ください。
完全無欠コーヒー作り成功の秘訣は、攪拌とミセル
完全無欠コーヒー(バターコーヒー)は、材料をカップに入れてスプーンで混ぜたくらいでは、正しく作れたとは言えません。
それではコーヒーに脂が浮いただけのまずいものになってしまいます。
あと、浮いた脂が超絶熱くて、淹れたてはとても飲めません。冷めるまで待たなきゃいけないです。
大事なのは「ミセル」になること
大事なのは、よく混ぜて、全体の油と水の粒を、「ミセル」と言われる油成分の周りを水成分が取り囲んだ構造体にする、つまり、乳化状態にすることです。
コーヒーは水性、バターとMCTオイルは油性なので、普通に考えれば混ざり合いません。
それをよ〜〜く攪拌することで、「ミセル」と言う全体が混ざり合った状態になるのです。
そうなると、バターとMCTオイル、またコーヒー豆の油が、腸から吸収されやすくなるそうなんです。
朝ごはんがわりにバターコーヒーを飲む形なので、よく吸収されて、しっかり栄養源、エネルギー源になってもらわないと意味がありません。飲んだ脂肪(バター)や体脂肪がエネルギーとして使われるどころか、逆にエネルギーとして使えなかったバターの脂肪が体に蓄えられることになってしまいます。
なので、とにかく良く混ぜましょう。
混ぜ方が大事。よく撹拌すること。
混ぜ方ですが、ぐるぐる同じ方向に混ぜるだけでは不十分です。地面と水平な方向と、垂直な方向と、両方の動きが必要です。
ブレンダーで混ぜた時は、ブレードの動きでぐるぐるとも回るし、容器の壁部分とぶつかることで、上下にも攪拌されますよね。
その動きが大事なんです。それで、本当によく混ざり、クリーミーな状態になるんです。
完全無欠コーヒーにはブレンダーが必要?ミキサーで十分?
バターコーヒーを世に推奨した本「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の中では、ブレンダーを使うようにと書いてあります。
ミキサーでもいいけど、強力なブレンダーほどのたっぷりの泡は作れない。とのことです。
ブレンダーとミキサーって違うの?
アメリカでは「ブレンダー」と言っていますが、日本ではそれを「ミキサー」と呼んでいます。
据え置き型で、機械部分の台の上にガラス製の大きなサーバーをセットして蓋して、サーバーの中のブレード(刃)がぐるぐる回って、中に入れた果物や野菜を微塵に砕き混ぜるものです。
まあ、上の写真にあるようなものですね。
で、要は同じものなんですね。ただアメリカ製の方が断然強力で、すごい勢いで攪拌してくれちゃいます。
ハンディタイプのブレンダーは?
有名なのは、ブラウンの「マルチクイック ハンドブレンダー」ですよね。
今やもう、いろんなメーカーから出されていますが。
で、このハンディブレンダーで作ったバターコーヒーについて書いた記事があって読んだのですが、バッチリ混ざってました。
本家のものと、見た目はそう遜色ないのではないかな、と思いました。
なので、ハンディタイプのブレンダーは◎ですね。
ハンドミキサーは?
ハンドミキサーはどうか。
ミキサーといっても、置き型のミキサーと、ハンドミキサーでは全くの別物です。
何が違うかって、ハンドミキサーの場合は、同じ方向にぐるぐる回るだけだからです。
本の著者が「ミキサーではブレンダーほどうまくは混ぜられない」と言ったのは、ハンドミキサーを想定してのことだと解釈しています。
実際私はブレンダー(置き型ミキサー)を持っていないので、ハンドミキサーで作っていますが、最初はただただぐるぐる回していただけでした。それだと、全然泡立たないんです。
ただしハンドミキサーでも、混ぜ方を工夫すれば、いいところまでいけます。ハンドミキサーを持つ手は、同じ位置で固定するのではなく、上下左右に動かすんです。そうすると、ブレンダーにかけた時のような、すごく荒れた濁流になるんです。泡もしっかり立ちます。
洗いやすさ、手軽さ、騒音も重視すべき
毎日作るものですから、用意しやすいさ、作りやすさ、片付けやすさが大事です。
私はそういう意味では、大きな場所を取らないハンドミキサーでいいと思っています。
ブレンダーのブレード(刃)を外したり、外さなくても、手を突っ込んでブレード近くをスポンジで洗うのって結構怖いし大変なんですよね。
一方でハンドミキサーは、金属のマドラー部分?(ビーターって言うらしいです)が、取り外せるので、洗うのはそれだけでいいんです。大変手軽。
ただし世界のVitamixのブレンダーは、洗う時は洗剤をちょっとと水を入れて、洗浄モードで回し、その後水で軽くすすげばいい、ということのようですので、それはそれで手軽かもしれません。
騒音で苦情が来ない環境で、ブレンダーを置くスペースが有るのであれば、置き型のブレンダー(ミキサー)でいいと思います。
ブラウンのマルチクイック ハンドブレンダーは、洗剤を入れた水にブレンダーを突っ込んでスイッチを入れてしばらく回しておくだけだそうです。手軽ですね!これもいいですね。
結論として、ブレンダーか?ハンドミキサーか?
著者が公開している動画を見ると、ブレンダーで混ぜていて、本当によく混ざっています。コーヒーは全然茶色じゃなくて、黄土色というか、言い方が悪いですが泥水みたいな、薄めのカフェオレみたいな色になっています。
そこまで混ぜるには、ブレンダーがいいのだと思います。
でもハンドミキサーでも、工夫次第でよく混ぜることは可能です。
結論として、
手持ちのブレンダー、もしくはハンドミキサー
どちらでもいいと思います。
もし不具合を感じるようなら、変えればいいと思います。
でも、「泡立つくらい、カフェオレみたいになるくらいよく混ぜられるもの」というポイントは忘れないでください。
完全無欠コーヒーにオススメのブレンダー
Vitamix(バイタミックス)!
は良いんですが、何せお高い。
元々持っていない人に、おすすめはできません。何せお高いので。
Amazonで割引されても70000円弱します。高い。
高い連呼ですね。だって高い。
撹拌がよくできるのが大事なので、そこを重視して選ばれれば良いと思います。別に有名メーカーでなくても良い。
選ぶポイントは、ざっくり言って3つです。
- 撹拌できること
- 洗いやすいこと
- 音がうるさくないこと
あとは置き場所と、値段との兼ね合いですね。
ブラウン マルチクイック ハンドブレンダー
ハンドブレンダーもおすすめですね。いろんなアタッチメントが付いていて、マッシュもできたり、野菜ポタージュ用にすり潰せたり、生クリームも作れちゃいます。何より、カップで混ぜられることがいいですよね。そのためには結構深さのあるカップが必要になるとは思いますが。
ブラウン、デロンギ、BOSCHなどが有名どころのメーカーですね。
どのブランドを選ぶかは、アタッチメントも考慮して、各人の基準で比較してみるといいと思います。決めがたければ、見た目で選んでもいいと思いますよ。
完全無欠コーヒーにオススメのハンドミキサー
あくまで「ハンド」ミキサーなんですが、これ、言うなればなんでもいいんです。
Amazonや価格ドットコムのレビューで評価が高かったらそれでいいと思います。
安くていいです。私も1000円台で買いました。
選ぶポイントは、2つですね。
- ビーターをつけた状態で、立てて置けること(3点倒立ではなく1点倒立)
- 最低5段階の速度調節ができること
使った後に、そのままキッチン台や小皿の上にでもビーターを当てて、そのまま立てておきたかったりします。理想は、小皿は使わずに1点倒立してくれるのが一番です。
で、混ぜ方がイマイチだったらまた混ぜて、とかしたいので。
速度については、あまり遅いと、あまり撹拌ができません。
早くできるものがいいです。3段階のものだと、混ざり方についてのAmazonでの評価が低かったのでイマイチかなと思っています。
音については、大した音じゃないです。
ドライヤーよりも断然うるさくないです。
私は集合住宅で朝の6時〜7時の間に使いますが、苦情を言われたことはないです。左右の家から、ドライヤーの音は聞こえて来ないので、それより小さい音なら、おそらく大丈夫だと思っています。
完全無欠コーヒー作りにクリーマーはおすすめしない
クリーマーって、上の写真にあるようなやつです。
カプチーノつくるときに、コーヒーの上にふわふわに泡だてたミルクを載せてますが、あれを作るためのものですね。「ミルク泡立て器」とか、「ミルクフォーマー」という名でも売っています。
完全無欠コーヒーを作るのにブレンダーないんだけど、みんなどうしてるのかな~と思って検索してみると、結構な確率で、「クリーマーで十分です!」みたいなブログが出てくるんですが、
全然十分じゃないですよ?
混ざればいいみたいな感覚かもしれないですけど、本にもしっかり、泡立つまでしっかり混ぜないと。と書いてあります。
それに、前述してますが、「ミセル」というものが出来た状態(乳化)にならないと、腸からの吸収率が落ちるんです。そうすると、ケトン体生成を促せない。なので、結果、飲んでも痩せられない、ということになってしまうんです。
ですから、しっかり混ぜるためには、クリーマーじゃなくて、ブレンダー(置き型ミキサー)やハンドミキサーを選ぶべきです。
完全無欠コーヒーはプロテインシェーカーでもいい?
完全無欠コーヒーを作るのに、プロテインシェーカーでもいいか。そういうことを考える人がいるんですね・・・。
私の友人も、普通のプロテインシェーカーでカシャカシャ混ぜて作ってるとか。。。。
いや、作り方として別にいいですけどね。
気になるのは、そのプロテインシェーカーって、「耐熱性」じゃないよね?
ってとこです。
その友人は、お湯を少し冷ましてから入れてるって言ってたんですけど(その人はインスタントコーヒーで作ってるので、全材料をシェーカーに入れて混ぜてます)、いやでも、と思います。
少し冷ましてるって言っても、温度を測ってシェイカーの耐熱温度以下かどうかを確かめてるわけではないんですよ。
プラスチックですから、変な物質がシェーカーから溶け出してるんじゃないかと。。。
見た目に溶けてなくても、溶けでるもんなんですよね。
まして、バターとMCTオイルとか、ココナッツオイルとか入れてますよね。それって油で、プロテインシェーカーも石油由来だから油に馴染みやすい素材なんですよ。
だからタッパーの油汚れって落ちにくいんですよ。
だから、100℃じゃないにせよ、熱湯をプロテインシェーカーに入れるのはお勧めしません。。。。。
健康的に痩せたいのに、健康を害していたら意味ないですからね。
完全無欠コーヒーをブレンダーもミキサーも無しで簡単に作る方法
で、ここまで見てきて、ブレンダーもハンドミキサーも無しには作れないのか??と、もっと簡単に作れないのかと思われてる方、いらっしゃると思います。
私もそうです。
美味しく正しく作るには、ブレンダーを使うべきと思っていますが、朝時間ないときに作るのって厳しいんですよね。
今時みんな持ってるアレで・・・
で、編み出した方法を紹介します。
それは、ステンレス製の保温型マイボトルに、材料を全て入れて、よく蓋をして、ガッシャガシャによく振って混ぜる。
ただそれだけです。
ガッシャガシャに混ぜることがポイントです。
それで、ブレンダーを使った時のような混ざり具合になります。
飲む前に毎回、またガシャガシャ振ります。最初の時より熱心に振る必要はありませんが、上の方に脂がたまるので、それを程よく混ぜる意味もあり、都度振った方がいいかと思います。
インスタントコーヒーで・・・
次のポイントは、インスタントコーヒーを使うことです。
と言っても安いやつじゃありません。ちょっとお高い、オーガニックの安全が保障されているものを選びます。
これにより、コーヒーを淹れる時間が削れ、朝家を出る時の手間が減ります。味や効果を保障するための手順ではありません。単に時短ということです。でも味は美味しいですよ。
最強時短バターコーヒーの出来上がり
家を出るときは、マイボトルに、バター(ギー)と、インスタントコーヒーと、MCTオイルを入れて、蓋して会社に行って、着いてからお湯を入れて、上下に振り振り、ガッシャガッシャに混ぜる。
なんてお手軽。
バターコーヒーの後にはこれも・・・
私はズボラなのと、マイボトル内に残った油分がもったいないのとで、そのバターコーヒーを飲んだ後のマイボトル内に緑茶を入れて、本の中のレシピとして載っているバター緑茶を作ってしまいます。油分は少ないですが、味は普通に飲めます。バター風味ないです。
これも、使っているインスタントコーヒーが良質でクセの無いいい豆だからでしょうね。安いゴールドブレンドとかキリマンジャロ云々だとこうはいかないと思います。
これをやることで、マイボトル内の油分を限りなく落とすことができ、洗い物がとッッッッッッッッっても、楽になります。
これが結構大きい。ので、いつもやっちゃいます。
おすすめですよ!
完全無欠コーヒー作りのおすすめツールまとめ
より正しく美味しく作るなら
- ブレンダー(置き型ミキサー)
- ハンドブレンダー
- ハンドミキサー
- ・・・
- ミルクフォーマー(クリーマー)
の順におすすめします。
時短で簡単に作るなら
- マイボトル
一択です。
でも、無理のない程度のやってみてくださいね!
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